職場が変わり、これが思っていた以上の激務なので、土日は朦朧として過ごした。
土曜日は「写楽考」という芝居を渋谷で観た。(いまいち)
今日はやぼ用で外出し、その行き帰りに松井秀喜著「不動心」を読んだ。
視力低下を避けるため絶対に読書はしないというイチローとは全然違う。
本当に松井は、引退後、本にかかわる仕事に就くのかもしれない。
今年はヤンキースタジアムに足を運ぼうと思う。
地下鉄の駅に電車が着く。
その度に携帯の電波をチェックして、競馬の桜花賞を電話投票。
今日は競輪の桜花賞(川崎)もあるのだが、疲れで新橋まで行くことができなかった。
ギャンブル、特に<複数同時ギャンブル>は疲弊するのだ。
今、YUIという人のCDを聞きながらこれを書いている。
そして、優勝はできなかったが、ママでも金の谷の不屈の精神力には感服した。
「女は弱し されど母は強し」そんな言葉があったかな・・。
柔道の山下とラシュワンの対談が行われたそうだ。
ロス五輪での決勝。
ラシュワンは、山下が痛めていた右足を攻撃しなかった。
コーチからは<右足攻め>を指示されたが、自分が首を横に振ったという。
山下は「ラシュワンさんの人柄」と、大いに称えている。
美談である。
ましてや20年以上も前の出来事だ。
しかし、その20年をもってしても、僕の心の中にはいまだに疑問符が消えずに残っている。
勝負師とは一体何なのか。
現役とは何であるか。
百歩譲って、勝敗はあくまで結果論、自分の柔道が出来ればそれでいい。
ラシュワンにとって、あの一戦が果たして自分の柔道であったのだろうか。
柔王を目の前にして、痛めている右足を攻めて勝つのではなく、あえてそこは攻めずに攻略して勝ちたい。
そう思った時点で、十分己に傲慢ではなかったか。
ただ、ラシュワンの人柄は十分に伝わってくる。
優しい人なのだろう。
カイロの町で、一緒に酒でも飲んでみたい人ではあるが。
(追憶)
ビオンディはどうしているのだろうか。
全日本柔道選手権で鈴木桂治が初の日本一に輝いた。
準決勝では棟田を、そして決勝では井上康生を破ったのだから、完全なる優勝だ。
この二人はプライベートでは非常に仲がよく、鈴木が入るべき生命保険について井上に相談すると、すぐさま井上からメールが来る。
良き先輩後輩なのだ。
優勝の瞬間。
意外だったのは、鈴木の喜びようである。
もっと喜びを爆発させるのかと思っていたら、一度拳を振り上げただけで、後のインタヴューも淡々とこなしていた。
「勝てたことで少し自信を取り戻せた気がする。」
鈴木の胸には、勝てない相手ではないという気持ちがあったのだろう。
まさにこれは、日本一ではなく、世界一決定戦であったのだ。
大粒の汗が鈴木の顔から滴り落ちる。
見よ、これが日本のお家芸だ、そんな言葉が思い浮かんだ。
スポーツは美しい。