January 26, 2008

復讐の龍。

いよいよ横綱対決となった。
「国民の期待に応えたかったのですが・・」
これは、今場所朝青龍と対戦し、負けた力士のコメントだ。
謹慎明けの悪童に、あっさり優勝されてはたまったものではない。
一番それを感じているのは、東の正横綱・白鵬だろう。
それが過度のプレッシャーにならなければよいが。
何せまだ22歳の若い横綱である。
一方の横綱は、何度も修羅場をくぐり、今回は土俵外でのバッシングにもさらされた。
ある意味これまでとは違う、言うなれば<新型朝青龍>である。
日を追うごとに凄みも増してきた。
この数ヶ月の鬱憤晴らしを、明日の一番にぶつけてくるだろう。
モンゴル横綱の血を受け継ぐ白鵬。
その血統ゆえに、明日は復讐の権化の情念に飲み込まれるような気がしてならない。

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January 16, 2008

未解決。

いつの時代も、ヒール役には目がいってしまうということか。
完全なるヒール役として生まれ変わった朝青龍。
初場所は、初日、2日目と大入り満員という大盛況。
皮肉なものである。
肝心の相撲のほうは、白鵬がどっしりとしてきただけに、両横綱の対決軸が際立ち、面白い展開になってくるかもしれない。
それでも、その陰で陰惨な殺人が行われたということを我々は忘れてはなるまい。
せめて土俵上だけは、誠実な相撲をお願いしたい。

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September 01, 2007

徳俵。

ようやく酒が抜けた。
今週は、マンガ喫茶、ジョナサンと泊まってしまったため、疲労困憊である。
そんな疲労困憊を感じているのか、朝青龍。
それにしても高くついてしまったな、あのシュートは。
すべてにおいてタイミングを逸してしまった。
タイミング=間合い、とある。
相撲の極意もその間合いではないのか。
残念ではあるが。
徳俵をも越えてしまったようだ。

投稿者 mustbeangel : 03:13 PM | コメント (0) | トラックバック

July 21, 2007

遅咲きの花。

それにしてもここまで変わるものか。
名古屋場所の琴光喜である。
横綱白鵬を破った相撲も素晴らしかった。
何より反応がいい。
当たりがいい。
攻め込んでいるのがいい。
すべてが実に小気味いいのだ。
真骨頂を体得した感がある。
僕はかねがね、上を目指す人間には<上がり時>があると思っている。
白鵬の場合も、一度綱とりに失敗したことが更なる奥行きを呼んだ。
遅咲き中の遅咲き。
琴光喜の春は、これからが満開のときを迎えるのだ。

投稿者 mustbeangel : 08:33 AM | コメント (0) | トラックバック

January 19, 2007

届け、わが雄たけび。

安馬が勝ち越しを決めた。
場所前、安馬の家族のご不幸がスポーツ紙に載った。
勝ち越しを決めたコメントに、「集中できたのも相撲のおかげ。相撲に感謝したい。」とあった。
素直に僕は感動した。
こうした心根。
モンゴル勢の力が凄いなあ。
このままだと日本の力士は笑われるぞ。
ここ数年、そんな風に考えてきたのじゃないか。
危機なのだ。
要するに、僕らの危機なのだ。
よく分かった。

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November 23, 2006

やはり、情念。

九州場所もどうやらゴールが見えてきたようだ。
全勝の横綱を追走するのが、平幕の豊真将ただ一人では、ため息混じりにそう言うしかあるまい。
個人的な期待は、膝の具合もだいぶ良くなったと聞いていた琴欧洲であったのだが、どうやら相撲の奥深さにはまってしまったようだ。
真面目な力士だけに考える。
考えれば考えるほど、土俵の深みにはまる。
琴欧洲の苦悩は、外国人力士が陥る、日本の国技・相撲のいわば<ポケット>なのかもしれない。
横綱は、お世辞にも絶好調とは言い切れなかったが、この人の強さは、本番でズンズンと足場を固めてくるところだ。
叩いて叩いて調子を高レベルに持ってくる。
それを周りは分かっていても、大関陣は自分のことで手一杯。
そしてお互いに星を潰しあう。
一時代を築くときというのは、得てしてそういうことになるのかもしれないが。
地位が人を育てるのならば、雅山を大関に復帰させても良かったのかもしれない。
王様の牙城を崩すとすれば、素質に富んだ外国人でもなく、苦汁をなめて階段を上がってきた草の根の情念なのではなかろうか。
横綱取りが消え、緊張の糸が切れてしまったかのような白鵬の姿を「情熱大陸」で見て、そう思うようになった。
好敵手は、意外なところでひっそりと目を光らせているのかもしれない。

投稿者 mustbeangel : 08:50 PM | コメント (0)

July 23, 2006

青白。

大相撲名古屋場所も今日で千秋楽。
14連勝で朝青龍が優勝を決め、注目は白鵬の綱とりだけとなった。
序盤での2敗はいただけないが、そこからしぶとく勝ち星を重ねるあたり、精神もだいぶ練れてきた。
今日の大一番で勝てば(もちろん内容が問われるが)、可能性なきにしもあらずということだ。
個人的には、大関としてもう一場所見たい気もするが。
いずれにしろ。
<青白時代>の到来近し、である。

投稿者 mustbeangel : 07:24 AM | コメント (0)

May 19, 2006

結実。

旭鷲山の相撲にはちょっと驚いた。
立会い左に変わったものの、上手を取ったら前に押し出でて白鵬を寄りにいった。
「寄り切ってやろうじゃないか。」
そんな感じなのだ。
こうした相撲を見ると、旭鷲山って、懐が深い男だなあと思う。
白鵬を見出した目は伊達ではない。
優勝争いは、白鵬、雅山が1敗で併走している。
特に雅山の気迫、充実は素晴らしい。
平幕へ陥落してからの時間の中で見たものが、ようやくここで結実しているといった感じだ。
一皮向けた雅山の相撲。
山が、一段と大きく見えてきた。

投稿者 mustbeangel : 04:31 AM | コメント (0) | トラックバック

May 16, 2006

山さん。

1敗:千代大海、白鵬、雅山。
2敗:魁皇、旭鷲山、把瑠都。
新旧がない交ぜになり、混沌としている。
これはこれでなかなかに面白い。
横綱も早々と消え、一筋縄ではいきそうもない。
だからこそ。
<山海の珍味>の出番かもしれない。
特に<山>二人の相撲は、いつになく王道を行っている。
山、頑張れ!

投稿者 mustbeangel : 10:00 PM | コメント (0) | トラックバック

May 13, 2006

朝靄。

栃東も休場となってしまった。
何とも締まらない。
そうした中で千代大海が全勝街道を突き進んでいる。
今日の一番を見ても、神がかり的なツキもあるようだ。
横綱が責任を果たせず、二人横綱の可能性も、まさに夏の朝靄の中に消えてしまった。
その朝靄を利して、千代大海が変幻自在な引き落としを決めている、といったところか。
日が昇り始める。
朝靄が晴れないことを祈りたいが。

投稿者 mustbeangel : 10:20 PM | コメント (0) | トラックバック

May 09, 2006

練習の虫。

夏場所が始まった。
始まった途端に横綱の休場。
代わって場所を盛り上げないといけない栃東は連敗。
何ともしまらない場所になってしまった。
今場所は白鵬を中心に回っていくのだろう。
3連勝の千代大海の相撲では、とても太刀打ちできまい。
個人的には、安馬の奮起に期待したい。
今日も魁皇に転がされてしまったが、負けた控えの席で、「うまくいかんなあ」というように首を傾げていた。
その姿が何とも泥臭くていいのだ。
そう、安馬には泥が似合う。
転がされ、砂まみれになりながら、「もう一丁!」と言ってぶつかっていく。
そうして小結まで上がってきたのだ。
競輪もそうだが、練習は嘘をつかない。
末がもたない加藤慎平に、安馬の心意気を見習って欲しいものだ。

投稿者 mustbeangel : 06:09 PM | コメント (0) | トラックバック

March 30, 2006

言霊。

全身全霊をかけて。
大関白鵬の口上である。
分かりやすくて良いではないか。
言葉選びのセンスが、相撲センスに通じている。
意外とこういうのが、その後の人生を象徴していたりする。
まさに「言霊」である。

投稿者 mustbeangel : 10:57 PM | コメント (0) | トラックバック

March 21, 2006

残像。

魁皇が6敗目を喫した。
非常に厳しい状況となってきた。
「老いさらばえる」という言葉があるが、スポーツの世界は過酷である。
昨日の白鵬・琴欧州戦などを見ていると、ああ、時代は変わったのだと思う。
一相撲ファンとして、魁皇のその瞬間を見つめようと思う。

千秋楽は初優勝を目指す白鵬。
何とも皮肉な組み合わせとなった。
しかし、自分の今を見極めるには格好の相手だ。
意地を見せて欲しいが・・。

投稿者 mustbeangel : 10:16 PM | コメント (0)

March 14, 2006

運命(さだめ)。

大阪場所が始まった。
栃東、白鵬のダブル昇進がかかる。
白鵬はまず問題ないと思う。
とても21歳とは思えない落ち着き。
どっしりとしたとり口。
白鵬が朝青龍の好敵手となる運命(さだめ)を背負っているならば、ここで、この上がり時で決めるはずだ。
横綱がかかる栃東は、早くも1敗を喫した。
大事にとりすぎた。
迷わず出ていくことだ。
栃東の場合、運命ではなく、おのが力でもぎ取るしかないのだ。
腐らず、迷わず、考え込まず。
これしかない。

投稿者 mustbeangel : 09:11 PM | コメント (0) | トラックバック

January 22, 2006

新時代の風。

栃東の見事な復活優勝だった。
がっちり組んで、間髪いれずに右からの出し投げ。
こうした小気味よさ、切れ味が栃東の本来の相撲なのだ。
個人的には、白鵬との決定戦を見たかったが、栃東の執念がそれを許さなかった。
その白鵬の相撲も素晴らしかった。
低い出足、瞬時に左上手を取り、投げに出る。
控えからのあの顔つきはどうだ。
どっしりと落ち着き、動じるそぶりが微塵もない。
本当にこれが20歳の若者だろうか。
優勝こそ逸したが、来場所へ向けての確かな手応えを掴んだに違いない。
栃東が復活し、琴欧州にもゆとりが出てくるだろう。
そして、白いウルフ・白鵬の脱皮。
今場所の横綱の負けっぷり。
いくら稽古不足で体重オーバーであったにせよ、あれほどあっさり転がされてしまうとは。
あの姿、背中の土に、僕は相撲新時代の確かな風を感じた。

投稿者 mustbeangel : 05:47 PM | コメント (0) | トラックバック

January 21, 2006

「アチチ」

安馬にまで転がされた。
これほどあっけなく横綱が負ける場所というのはいつ以来か。
日出国の大和魂・栃東にも大いに期待するが、僕的には、いよいよ大器の片鱗を見せ始めた白鵬の逆転優勝と見たい。
もたもたしている間に、あっさり琴欧州に追い越されてしまった。
尻に火がついた。
アチチと言いながら、顔は笑っている。
それがこの青年の空恐ろしいところだと思う。

投稿者 mustbeangel : 06:22 AM | コメント (0) | トラックバック

January 15, 2006

目の毒。

大相撲初場所。
今日で中日が終了した。
全勝栃東を1敗で朝青龍、2敗で琴欧州が追う展開。
面白い展開ではないか。
琴欧州もだいぶ固さが取れてきた。
横綱はおそらく稽古不十分で臨んだ場所であろうが、相撲力が図抜けている。
大袈裟かもしれないが。
栃東には、日出国の代表として大和魂を見せて欲しい。
(付記)
デーモン閣下の顔、お年寄りには目の毒ではないか。(いきなり見たら、ビックリだよね。)

投稿者 mustbeangel : 06:32 PM | コメント (0)

November 26, 2005

戦いは忘却の彼方に。

琴欧州よ。
今日の朝青龍の涙をよく覚えておくことだ。
綱を張るということは、ある意味、命懸けということなのだろう。
数年後には、東西の横綱は外国人によって占められるのだろう。
戦うことを、いつから忘れてしまったのだ?

投稿者 mustbeangel : 11:22 PM | コメント (0)

September 25, 2005

誇り。

力の違い。
修羅場をくぐり抜けてきた経験の差か。
優勝決定戦までもつれ込んだ秋場所千秋楽。
立会いの左上手。
少し左に回り込んでもいる。
実に考えた取り口だ。
場所前には後輩のところへ出稽古へ行く横綱。
責任の重みを誰よりも良く分かっているのだ。
壁は、限りなく高い。
厳かに君が代が流れる。
心なしか目が赤い。
その横顔は、まさに<誇り>そのものであった。
(付記)
ディープインパクトの神戸新聞杯。
参っちゃうね。
シックスセンスにヤシマソブリンの影を見たのは僕だけだろうか。

投稿者 mustbeangel : 05:46 PM | コメント (0)

September 24, 2005

気持ち一つ。

やってしまった・・。
そんな思いではなかったか。
肝心なときに引きが出てしまった。
<稀な勢い>の稀勢の里は、花道の奥に控えているときから気合乗り十分で、いかにも「やってやるぞ」という感じだった。
普通そうした気合は気負いとなって空回りするものなのだが、実力に上乗せしてくるあたり、この若者もただ者ではない。
万全の相撲で千代大海を押し出した朝青龍。
こういう展開になってくると凄まじいまでの集中力を繰り出してくる。
琴欧州にとっては明日の千代大海は比較的とりやすい相手ではないか。
一方横綱は栃東。
下から下からおっつけてくるあの低い押し相撲は難敵だろう。
つまりは、琴欧州の気持ち一つということか。
真面目さが裏目に出なければ良いが。

投稿者 mustbeangel : 06:17 PM | コメント (0)

September 23, 2005

相撲も変わったのだ。

朝青龍対琴欧州の一戦。
あれが朝青龍の強さなのだ。
相撲というよりも、レスリングのような軽やかさ。
ああした俊敏な対応が5連覇を成さしめたといってもいい。
琴欧州は少しばかり気負いすぎたのではなかろうか。
これで星の差は1つ。
横綱の明日の相手は千代大海。
全く歯が立たない状況ではあるが、まさに首の皮一枚で地獄の淵から這い上がってきた大関。
リズムが良いだけに、明日はひょっとするかもしれないと期待したいが。
とにかく、気負わないことだ。

投稿者 mustbeangel : 07:15 PM | コメント (0)

September 14, 2005

二度と言わない。

もう秋場所が始まった。
月日は嵐のように過ぎ去っていく。
初日大本命の朝青龍が負けを喫し、ちょっと面白い展開ではないか。
それから前々から言おうと思っていたのだが。
北勝力。
その立会いは何だ。
しっかりと手を下ろし、ドンとぶつかれよ。
姑息さが体に染み込んじまう前にな。

投稿者 mustbeangel : 10:42 PM | コメント (0)

July 10, 2005

場外乱闘の夏。

早いもので、もう名古屋場所の開幕である。
最近では、<場外乱闘>の方がスポーツ紙の中心となってしまっているが、今日からは本戦の方でにぎわせて貰いたい。
しかし朝青龍は強いね。
今日も圧勝であった。
頑張って欲しいね、若い衆に。
ところで、花田勝氏の店。
ちゃんこダイニング若。
今度寄ってみるか。

投稿者 mustbeangel : 06:56 PM | コメント (0)

June 19, 2005

命懸け。

それにしても貴乃花親方の饒舌さには正直驚いた。
ある新聞にはその様を<物の怪が憑いたような>と表現していた。
八百長相撲容認?と思わせるドッキリ発言もあり、目が離せない。
不惜身命を誓った男があそこまでやるのだ。
まさに命懸けなのだろう。
わけの分からない女が「相撲だけで来てしまったので・・」と言っていたが、果たしてそうだろうか。
あの厳しい世界で20回以上も優勝を飾った大横綱である。
一般の世界で習うことよりも、余程身のある精進というものがあったと思う。
そこで得たものというのは、一言で片付けられるほど軽くはないだろう。
それをあっさりと捨てた人。
愚直に道を突き進もうとする人。
<もう一度勝負を>と言うのなら、正々堂々と組み合うべきだと思うのだが。

投稿者 mustbeangel : 07:14 PM | コメント (0)

June 10, 2005

崩壊。

70kgの激痩せ。
貴乃花親方の口から辛らつな言葉が語られた。
兄弟の不仲は入門当初からで、いずれはこういう時(崩壊)がくると、幼いながらも感じていたのだという。
これを読んだ時、背筋に冷たいものが流れ落ちた。
まさに怨念ではないか。
<花田勝氏>については、相撲界を辞めてからの行動、そしてあの面を見れば大体分かる。
人のお家事情など、僕は正直言って何の関心も無い。
とことんまでやればいい。
ただ僕は哀れなのだ。
現役を退いても孤高の貴乃花の姿が。
何とかならないものだろうか。

投稿者 mustbeangel : 08:32 PM | コメント (0)

May 14, 2005

壁。

大相撲夏場所。
朝青龍独走。
一体この状況がいつまで続くのだろうか。
対抗馬1番手と確信していた白鵬も迷路にはまり込んでしまったようだ。
先ほど久しぶりに取り組みを見た。(一応は勝った。)
体の柔らかさ、相撲の巧さは変わらないが、どうも迫力という点に欠ける気がした。
若々しさがないのだ。
相撲センスは天性のものだろうが、このままでは器用貧乏で終わりかねないとも思う。
何とかこの<壁>を突き破って欲しいものだ。

投稿者 mustbeangel : 06:09 PM | コメント (0)

March 23, 2005

それだけの横綱。

優勝は何日目か。
<荒れる>はずの春場所も、またしてもゴールデン横綱の独壇場で終了しそうだ。
相撲界のためには、一刻も早く朝青龍の敵役の出現が待たれる。
しかし、このところ僕はこんな風に思えてきているのだ。
強いものが他を圧倒する。
それはそれで見ていて気持ちがいいものだと。
つまりは、それだけの横綱となってきたということだろう。

投稿者 mustbeangel : 04:02 AM | コメント (0)

March 14, 2005

リズム。

白鵬連敗。
勝負事は<流れ>が大切だ。
昨日の負けが白鵬の心の隙を貫いたのかもしれない。
ここでズルズル行くようなら、大関など夢のまた夢だ。
個人的には、これくらいのハンデがあった方が面白いとは思うがね。

投稿者 mustbeangel : 08:10 PM | コメント (0)

March 03, 2005

草原の力士。

「目を閉じると、ふるさとの草原が浮かんでくるんです。」
土俵に上がって、白鵬が思うことだそうだ。
いい言葉だね。

投稿者 mustbeangel : 11:08 PM | コメント (0)

January 22, 2005

遠雷。

魁皇途中休場。
若の里、なんと6勝7敗。
場所前に期待された2力士は脆くも崩れた。
そして2番を残して朝青龍の10度目の優勝が決定した。
本人が戦わずして優勝が決まったことが、今の角界の姿をまさに象徴している。
朝青龍の努力ももちろんだが、周りの不甲斐なさが<独走状態>を作り出してしまった。
優勝が決まった後の控え室でのインタビューを見て思った。
相撲力はもちろんのこと、人間もかなり練れてきているなと。
地位が人を作るということもあるのだなと。
来場所白鵬は関脇に上がるだろう。
この出世が白鵬をさらに高みに上げる。
今更ながら。
国技は遠くなりにけり。

投稿者 mustbeangel : 02:46 AM | コメント (0) | トラックバック

December 18, 2004

時間がないぞ。

初場所での3役昇進が決定的となった白鵬が、早くも始動という記事が先週のスポーツ紙に載っていた。
大将格の朝青龍をはじめとするモンゴル勢は、新年の初めはモンゴルへ帰り、親兄弟たちと久しぶりの再会に時を過ごすというのが常らしいが、白鵬は帰国せず、みっちりと稽古に励むという。
まさに稽古の虫になるのだ。
その甲斐あって、先場所はついに横綱に土をつけた。
改めて白鵬を見ると、体の形が何と言うのか、四角いのである。
幅があり、奥がある。
やはり末恐ろしい力士になってきた気がする。
昨日、<今年去ったヒーロー・ヒロイン達>という企画をやっていて、その中で貴ノ浪の姿があった。
不覚にも僕は最後の取り組みを見ていなかったのだが、すっかり筋肉が落ちてしまった体での一番は、憐れを通り越すものがあった。
「心の強い力士を育てたい。」
引退に当たっての言葉である。
しかしながら今の状況は・・。
時間がないぞ、新親方。

投稿者 mustbeangel : 09:43 PM | コメント (0)

November 27, 2004

またしても。

14日目にして朝青龍の優勝が決まった。
年間5場所の優勝は、昭和61年の千代の富士以来ということだ。
通算9回目の優勝。
何か一人だけ次元の違うところに居る感じだ。
朝青龍の優勝でわずかに残されていた魁皇の横綱昇進の夢も潰えた。
相撲人生の肝心の場所かもしれなかったところで、人の良さが出てしまった。
来場所に繋げるためにも、明日の一番は是が非でも勝たなければいけない。
それにしても。
朝青龍を脅かすことが可能な存在が白鵬だけというのはあまりにも寂しい。
強さ云々は置いておいて、垣添という力士はなかなか面白いね。

投稿者 mustbeangel : 07:03 PM | コメント (0)

September 26, 2004

戦い済んで?

某中華料理店。
丸テーブルに座り、思い思いに今場所を振り返っている。
ちょっと覗いてみよう。
「披露宴がなあ。忙しかったもんなあ。ああくそ!いかんいかん、飲みに行ってもガラスを割らないようにしないとな。パパラッチがうるさいから」
「11勝だってよ。横綱より勝っちゃった。俺もまだまだ捨てたもんじゃないなあ。来場所あんまり上に上がらなきゃいいけどね。(ペロッと舌を出す)」
「ふーっ。かろうじて勝ち越し。押しだけじゃもう限界か。あいつにまた怒られるな。『私のせいって言われるのよ。』ってな。ふーっ」
「(折れた鼻をさすりながら)あー痛。これでも昔ナンバーの表紙を飾ったこともあるんだぜ。いい男が台無しだよ。でも今日の相撲は良かった」
「俺はこんなことでホントは取り上げられたくないんだよ、ホントはな。おい、聞いてるか、そこのモンゴル!(瓶(紹興酒)ごとあおる)」
ちなみにメンバーは、朝青龍、旭鷲山、千代大海、琴ノ若、そして伊勢ヶ浜親方(乱入)、である。

投稿者 mustbeangel : 07:47 PM | コメント (0)

September 21, 2004

左上手。

今日の左上手。
この感触を白鵬は生涯忘れないだろう。
勝負は完敗であった。
見事なまでに転がされた。
それでも、初めての本割での対決に、俺はやれるな、という確かな手応えを掴んだのではないか。
そこが白鵬の末恐ろしいところだと思う。
同じ白でも、うさぎ饅頭のような白さの出島に、今場所は望みを繋ぎたい。

投稿者 mustbeangel : 12:36 AM | コメント (0)

September 12, 2004

ニヒルな奴。

早いもので、もう秋場所の季節となった。
競馬のほうも<中央>場所が始まった。
まさに天高く馬肥ゆる秋だ。
そして相撲界は外国人力士の独壇場である。
外国産がクラシックを連続で優勝しているようなものなのだから。
それはそれでいたし方のないところであるが、今場所はまた違った楽しみも出てきた。
その筆頭が、白い大鵬・白鵬だろう。
怪我さえしなければ、ここ1、2年のうちに朝青龍の好敵手となっているに違いない。
今日も元大関・雅山を柔軟な相撲で切って捨てた。
勢いだけではなく、この力士には底知れぬ奥深さがある。
何より顔つきがいい。
一昔前の任侠映画に出てきた殺し屋。
一言も発せず、依頼だけを忠実に遂行していく。
実に〔ニヒル〕なのだ。
向こう正面の舞の海秀平氏がポツリと洩らした。
「がんばれ日本、と言いたいです・・。」
僕には慟哭に聞こえたぞ。

投稿者 mustbeangel : 06:31 PM | コメント (0)

July 18, 2004

半分半分。

優勝のかかった一番は、横綱の圧勝劇であった。
これで朝青龍は4場所連続優勝である。
完全に一時代を築く体制に入った。
それはさておき。
白鵬のゆとりのある取り口には驚いた。
初めてゆっくりとその相撲を見たが、これが本当にまだ10代の若者かと思う。
完調には程遠い栃東とはいえ、押し負けることなく、体を柔らかく入れ替えはたき込んだ。
はたき込みは必ずしも褒められる取り口ではないが、今日の場合は流れの中で余裕を持って体をかわしたもの。
たとえあれで栃東が残ったとしても、その後は完全なる取り口で土俵を割らされたに違いない。
まさに恐るべき19歳である。
次代の横綱は、この白鵬であるというのが角界の専らの噂だそうだ。
秋場所は番付けも上がり、朝青龍との対戦もあるだろう。
楽しみ半分、悲しみ半分。
何とも複雑な心境だ。

投稿者 mustbeangel : 06:30 PM | コメント (0)

July 17, 2004

限界。

雅山が栃東に敗れ、14日目でまたもや朝青龍が4連覇に王手をかけた。
それにしても、千代大海は哀れである。
ここ数場所ほとんど同じ負け方を横綱に喫している。
それは千代大海の押し相撲の限界を物語るものであり、厳しい言い方かもしれないが、永遠に届かない横綱の座ということではなかろうか。
雅山に勝ち、10勝を挙げた栃東は安堵から泣いていたが、まだまだ上があることを肝に銘じなければなるまい。
それにしても。
後数年経つと、上位陣を外国人力士が占拠してしまう事態が生じるのではないか。
黒海といい、白鵬といい、可能性が感じられる力士はほとんどが外国人である。
大和魂の塊。
そんな力士はいないものか・・。

投稿者 mustbeangel : 07:53 PM | コメント (0)

May 24, 2004

刷新。

終わってみれば、朝青龍の3連覇であった。
本割ですんなり決められなかった時点で、北勝力の優勝の目は限りなく少なくなった。
それにしても、朝青龍のここ数日間の気迫たるや凄まじいものがあった。
余程旭天鵬戦での負けが悔しかったのだろう。
平静を装おうとしても、優勝決定戦へ向かう北勝力の表情は必要以上に強張っていた。
一方の横綱は気迫の塊。
汚名返上だけに集中していた。
二人の表情を見ていて、これはもう北勝力には勝ち目はないと思った。
23歳で7回目の優勝。
場所を重ねるごとに、朝青龍には威厳のようなものが備わってきた。
近寄りがたさすら漂ってきた。
今場所を見て、現大関陣には朝青龍の牙城を崩すことは不可能であることが良く分かった。
覇気のない相撲には<老醜>すら感じられた。
北の湖理事長は常日頃から、相撲人気の復権には「取り組みの充実のみ。」と言っている。
大関陣の相撲がその弊害の一番とは、何とも情けない話である。

投稿者 mustbeangel : 12:39 AM | コメント (0)

May 16, 2004

木鶏

「イマダ モツケイタリエズ フタバ」
昭和14年の春場所4日目に安芸ノ海に敗れて70連勝ならずの日、双葉山が友人に打った電報である。
これは、荘子に出てくる故事で、
紀省子、王ノ為ニ闘鶏ヲ養ウ。十日ニシテ而シテ問ウ。「鶏、巳キカ」ト。
曰く「未ダシ。方ニ虚驕ニシテ気ヲ恃ム」ト。
十日ニシテ又問ウ。曰く「未ダシ、猶、疾視シテ而シテ気ヲ盛ニス」ト。
十日ニシテ又問ウ。曰く「幾シ。鶏、鳴クモノアリトイエドモ、己ニ変ズルコトナシ。之ヲ望ムニ木鶏ニ似タリ。
其ノ徳全シ。異鶏、敢テ応ズルモノ無ク、反ッテ去ラム」ト。
(昔、紀省子という闘鶏を飼育する名人が王のために一羽のすぐれた鶏を育てていた。
十日ばかりして「もう、ぼつぼつどうかね」と催促した。すると、紀省子は「まだ、いけません。ちょうど、空元気の最中です」と断った。
また十日ばかりして王が催促すると、「まだ、相手を見ると興奮するからいけません」
さらに十日、待ちあぐねた王が「もういいだろう」というと「まだだめです、相手にたいして、何こやつ!というように嵩にかかるところがあります」
それから、十日すっかりしびれをきらした王に紀省子がやっとOKを出した。「ぼつぼつ宜しいでしょう。もうどんな相手が挑戦してきても、いっこうに平気でございます。多分、いかなる鶏が現れてきても、応戦せずに皆、退散することでしょう」)

平成の連勝記録を作っていた朝青龍は35連勝で連勝が止まった後、高見盛を圧倒。取組中に痛めた腰は全治1週間とのことだが、本人が出ると言ってるのだから無様な相撲はとらないだろう。

「木鶏たり得ず」の時の双葉山は26歳。その齢にして老荘思想を実践しようとしていたというのもすごいが、23歳の朝青龍には、まだ早いように思う。

横綱は「品格、力量が抜群である」のだそうだが、朝青龍が闘志を剥き出しにするのは、横綱昇進以前からのことだ。協会も横審もそれを認めて横綱に推挙したのだから、あまりに目に余るときはともかく多少のことに目くじらをたてている場合でもあるまい。
冒頭の「木鶏」の話で言えば相手を見下して嵩にかかっているのが今の朝青龍だが、5年くらい経って、体力の衰えが見えてきたときに、木鶏の朝青龍が見られるのかどうか。もし見られるのであれば、凄い力士になるぞ、と思うのである。

#個人的には身体の小さい朝青龍が永く続けるのは大変だと思うけれど。

投稿者 yotaro : 05:12 PM | コメント (0)

March 23, 2004

移ろい。

時代劇が不振なのだそうだ。
藤田まこと主演の「剣客商売」も予定本数を待たずして打ち切りが決まった。
このフジの枠は、数年前まで「鬼平犯科帳」等クオリティの高い番組作りで名を成したが、今の時代、若者が<ちょんまげ>に興味を示さず、後番組はバラエティに切り替わるそうだ。
しかし数年前には、若者が時代劇に目を向けてきているということでこの時代劇アワーが成り立っているという記事を僕は記憶している。
時の流れ、感情の移ろいに、改めて人というものは難しいものだと思う。
藤島親方と貴乃花親方の確執が問題になっている。
藤島親方が貴乃花親方に相談なく別の年寄名跡を取得したことに、貴乃花親方が腹を立てているというのだ。
ガラス張りの部屋看板、スーツ姿での稽古等これまでのしきたりにはない新しい試みを打ち出している貴乃花親方。
タニマチ制度ではない、会員制の部屋支援制度についても週刊誌で報じられていた。
こうした影には、夫人の少なからぬ影響があるのだと思う。
貴乃花が引退して直ぐに、過去の取組みを編集したビデオが売り出された。
そうした貴乃花の姿勢に、僕は<流されている者>の軽さを感じないわけにはいかなかった。
藤島親方がそうした行動に出た背景には、堪忍袋の尾が切れた的な、余程のことがあったのではなかろうか。
安芸乃島の愚鈍ともいえる押し相撲。
それを知っているだけに、今回は藤島親方に分があるのではと思わないではいられないのだが。

投稿者 mustbeangel : 11:02 AM | コメント (0)