February 17, 2008

雌伏のとき

米女子ゴルフの開幕戦、SBSオープン at タートルベイでは上田桃子の7アンダー5位タイに対して、宮里藍は2日目で9オーバーの予選落ちと明暗を分けた。ただし、この結果だけで上田と宮里の実力を云々するのは早計だろう。
確かに上田は史上最年少で賞金女王となっているが、宮里も米ツアー挑戦の前には、賞金女王を6年続けていた当時の不動裕理にあと一歩のところまで迫ったのだから、日本での実績はそれほど差はないと思う。
2004~5年の宮里はには迷いがなかった。パットを外すときにショートしたのをほとんど見たことがなかった。しかし、今の宮里はパットをショートして外すことが多いように見える。心に迷いがあるのかもしれない。
技術だけなら確実に進歩しているはずなのに精神状態が結果により大きく影響するのがゴルフの難しいところだ。
アマチュアで優勝して、2004年プロ転向後いきなり5勝をあげ1億円を稼ぎ、挫折らしい挫折もなくとんとん拍子に来た宮里だけに、私は、翌2005年は壁に当たるに違いないと思っていたが、実際には2004年を上回る6勝をあげた。私はこの子には壁はないのかも、と思ったものだ。2006年アメリカに渡っても全米女子プロで3位に入るなど特段スランプらしいスランプはなかったのだが、2007年の後半から連続5回予選落ちするなどスランプに嵌っている。そして未だに調子を戻してはいない。やはり宮里といえど壁はあったのだ。
一方の上田は賞金女王を獲った勢いで開幕戦に臨んできた。いわば2年前の宮里と同じような状況だ。単純に現時点を比べれば上田のほうに分がある。
宮里藍はもう少し苦しむのだろう。ただこの壁を越えたとき、怖いもの知らずで勝ってきた2年前とは違う真の強さを身に着けることができるのだと思う。
宮里よ、辛いだろうが今は我慢する時だ。復活の日は必ず来るはずだから。

November 20, 2005

孤高。

タイガーウッズも宮里藍も勝った。
過剰なほど優勝を期待される中での勝利。
男女の違いこそあれ、その世界を背負っていこうとする者の気の強さを感じないではいられない。
この二人に共通していることとは何であろうか、しばし考えてしまった。
それは。
<つるまない>ということではないだろうか。
そうしたことでしか得ることの出来ない人品が二人の顔にはあると思う。
群れてはダメなのだ。

投稿者 mustbeangel : 06:36 PM | コメント (0) | トラックバック

November 03, 2005

何に使ったの?

尾崎将司が民事再生手続を申し立てたという。こういう人が破綻したという場合は、だいたい不動産投資に失敗したと相場は決まっているものだけど、記事を見るとよくわからなくなってくる。

プロゴルファーとして華々しく活躍する一方で、90年代以降、トラブルに見舞われた。97年、新興のクラブメーカー、ワールドワン社と契約。推定10億円単位の破格の金額に加え、千葉・船橋市内の自宅に隣接する土地に練習場、研究所も完備するという条件も加えられた超大型契約だった。しかし、同社が破たんしたことで状況は一転。かつてはプロゴルファー仲間が大挙集結し、一緒に練習できるほどの広さ、設備を誇った“ジャンボ御殿”を売却。この夏に千葉市内に移転した。

多額の借金を背負い込み、民事再生法に頼らざるを得なくなった尾崎将に同情する声もある。「借金のほとんどはジャンボさんが作ったものではありません」と本人に近い関係者は悲痛な表情で話した。バブル期に「ジャンボ尾崎」というビッグネームが利用され、バブル経済崩壊後、そのつけを尾崎将が払わされているという側面もある。

ワールドワンの借金を背負わされたかのようではあるが、「ほとんどはジャンボさんが作ったものではありません」って一部は自分で作ってたんだな。まあどっちでもいいけど。
彼ら有名人は借金で破綻しても僕らシロウトよりはよっぽどいい生活してる訳だからある意味気楽なもんですなあ。

投稿者 yotaro : 12:46 AM | コメント (0)

October 25, 2005

12月の沖縄。

大好きなゴルフと沖縄振興のためなら。
宮里藍選手が男子ツアー参戦を決めた。
考えてみると。
女子ゴルフの優勝選手は浮かぶが、男子ゴルフは翌日のスポーツ紙を見てもピンと来ない。
男子ゴルフ界としては、まさに乾坤一擲の話題であろう。
しかしなあ。
一緒に出場する長兄、次兄の心中いかばかりか。
まさか、妹に負けるわけにもいくまい。
負けたら、男が廃ってしまう。
可能性無きにしも非ずか。

投稿者 mustbeangel : 08:37 PM | コメント (0)

July 25, 2005

魂のショット。

27歳で某スーパーを退職。
34歳でプロテスト合格。
そして42歳にして3位に食い込んだ。
賞金が約800万円。
清水洋一という無名のプロゴルファーの記事がスポーツ紙の片隅に載っていた。
34歳から42歳までの獲得賞金が300万円そこそこであったという。
ほとんどが予選落ちであったのだろう。
この世の中、一体何が幸せと言えるのだろうか。
おそらく血の滲むような日々を過ごして来たに違いない。
4日間の成績を見ると、2日目、3日目と悪く、4日目に気力振り絞ったラウンドを重ねていることが分かる。
耳を澄ます。
魂のショットの音が、聞こえてくる・・。

投稿者 mustbeangel : 09:09 PM | コメント (0)

June 20, 2005

揺るぎないもの。

全米オープンが終わった。
眠りが浅いこともあるが、ほとんど見てしまった。
解説の青木も戸張氏も、グーセン大本命であったが、堅実に刻んできたそのグーセンがまさかの大乱調。
戦況は一転して戦国模様となる。
このコースは、6年前P.スチュアートが優勝したコースである。
その時と全く同じピン位置で最終日のラウンドが行われた。
飛行機事故で天に召されたスチュアート追悼の意味もあるのだろう。
こういうところが、アメリカは洒落ている。
伝統である。
それはまさに、<揺るぎない>ということなのだ。

投稿者 mustbeangel : 11:28 PM | コメント (0)

April 11, 2005

祈り。

クリス・ディマルコのティーショット。
まさに戦いは最高潮に達しようとした瞬間、放映が中断された。
後番組やスポンサーの都合もあったのだろう。
それから数分して放映されたときには、セカンドショットも終わり、戦いの場はグリーン上へと移っていた。
タイガー・ウッズの久しぶりのメジャー制覇は素晴らしかった。
ここ数年の苦しみが滲み出ていた。
タイガーも人の子。
それが分かった瞬間、この稀代のゴルファーの魅力がさらに増したように思う。
放映が中断される直前に映った画像。
顔の前で両手を合わせ、何かに祈っているように見えた。
「どうか曲がりませんように。」
そのご婦人がどのような人であったのか、ひょっとするとディマルコの身内であったのかもしれない。
印象的な光景であった。
戦い抜いたディマルコに幸あれ。

投稿者 mustbeangel : 09:27 PM | コメント (0)

January 27, 2005

ごみの日が嬉しい。

美人ゴルファー。
村口史子はその走りではなかったか。
その村口が2004年度のシーズンをもって引退したのだという。
驚いた。
ここ数年はさしたる活躍もなかったが、昨年度も1300万円ほどを稼いで今期のシード権を獲得していた。
「もうゴルフはいい。」
引退に当たってのコメントである。
さっぱりしているではないか。
OLからの転進だけに、やり切ったと思えば案外と未練はないのかもしれない。
「今はごみの日にきちんと出せる。それだけで嬉しい。」
だそうだ。
総獲得賞金2億円強。
女は強い。

投稿者 mustbeangel : 08:50 PM | コメント (0)

November 28, 2004

親父の爪の垢。

3%と7%。
あるスポーツ番組の平均視聴率だそうだ。
勘のいい方はお分かりかもしれないが、そう、ゴルフ中継である。
3%が男子、7%が女子である。
女子ゴルフ中継は、今や男子の倍ほども視聴率を稼いでいるのである。
その原動力が宮里藍であることは言うまでもない。
最終戦までもつれた賞金女王争い。
その上不動と宮里が初日から最終日まで同パーティーで熾烈な争いを続けるとあっては、これはファンにとっては堪らないだろう。
結果は不動が逆転優勝で5年連続の賞金女王を決めた。
宮里は1打差の2位。
途中までは首位を走っていただけに、何とも悔しい一戦となったに違いない。
19歳で1億円プレーヤー。
家族のすべてを投げ打って娘のゴルフに賭けている横峯さくら陣営にとっても、来期は腕を撫す数字に違いない。
今季の獲得賞金は1700万円ほど。
それでも大した数字ではないか。
東尾よ。
のんきにラウンドリポートなどやっている場合ではないぞ。

投稿者 mustbeangel : 08:24 PM | コメント (0)

June 20, 2004

ハナ差。

宮里藍が2週連続優勝を遂げた。
19歳にして今期早くも3勝目である。
こうした新人が出てくると、これまで苦節何年でやってきた中堅選手たちはどんな気持ちでプレーしているのだろう。
その答えが今日の18番のパーパットに集約されていたのではないか。
苦節何年やっても勝てない人間は外すのだ。
宮里は、パーパットとはいえ、安心してとは言いがたいその長めのパットを、見事ど真ん中からあっさり沈めて見せたのである。(外せば、不動とのプレーオフであった。)
まさに新時代の申し子となるのであろう。
そして全米オープンの丸山である。
こちらは3日目の18番でダブルボギーを打ってしまった。
それでもトップとは3打差であり、3日間トップグループで戦い続けているその精神力は、この試合への並々ならぬ意欲を感じさせる。
18番ホールを戦い終わり、インタビューを受ける丸山の表情は美しかった。
チャンスは早々巡っては来ない。
そのチャンスを掴み取るだけのものが今の丸山にはあると思う。
ハナ差の勝負。
そんな展開ならば・・・。

投稿者 mustbeangel : 08:11 PM | コメント (0)

June 19, 2004

新しい形。

全米オープンゴルフで丸山が奮闘している。
初日、2日目とあのT.ウッズとのラウンド。
そうしたビッグネームに何ら臆することなく首位争いを演じて見せた。
今日のラウンドを見ていて、日本人プレーヤーの新しい姿を見た思いがした。
丸山は好調である。
バーディーもしっかりと取れている。
一方のタイガーはなかなかバーディーが決まらず、我慢のゴルフが続いていた。
そのタイガーが久しぶりに長めのバーディパットを決めたとき、丸山は一ファンのように手を叩いて祝福していた。
そしてタイガーと笑顔でコンタクトをする。
ヤンキースの松井は、最初の打席に入る際、必ず審判と相手のキャッチャーに笑顔で挨拶をする。
その瞬間の写真を見たことがあるが、審判もキャッチャーも実に清々しい表情をしていた。
丸山にも松井と同じ匂いが感じられる。
ひょっとするとひょっとするかもしれない。
睡眠不足が続くことになりそうだ。

投稿者 mustbeangel : 02:30 PM | コメント (0)