聖火リレーだけであの騒ぎである。
本番は一体どうなるのだろうか。
そうした中、男子マラソン代表の尾形選手が、三種の神器をぶちあげた。
「先頭」「雨靴」「鼻毛」だそうだ。
特に「鼻毛」については、「極力切らないようにする。テレビ映りが悪くても仕様がない。」と悲壮の決意である。
先日、実際のコースの試走が行われたが、あれ以来、いまだに気管の具合が悪いというのだ。
極力悪い空気を吸い込まないようにしたい。
その切り札として、<秘技・鼻毛伸ばし>を選択したというのだ。
何と言ったらいいか・・。
とにかく、色々な意味で、恐ろしい五輪である。
開催中の水泳のオリンピック選考会。
参加標準記録をクリアーしなければ優勝してもブー。
非常に分かりやすい。
お家芸といわれる柔道。
負けても、これまでの実績+αにより選ばれた選手もいる。
非常にわかりにくい。
「ママでも金」の前に、「負けても金」と言って欲しいね。
それならある意味、分かりやすいから。
高知記念競輪。
久しぶりに、児玉広志の走りを見た。
神奈川・吉川ラインの3番手。
「あの」児玉なら、まさに確勝・突き抜けの位置である。
それがついて行くことができない。
車が全く進まないのだ。
度重なる落車で、体調が万全ではないのだろう。
競輪選手とは過酷なものだ。
裸一貫の勝負のことを言っているのではない。
後にも先にも、競輪選手には競輪しかないということだ。
「あの」児玉広志を。
競輪ファンは、決して忘れてはいないぞ。
一足速い桜花賞は、山崎が圧倒的な強さで風のように駆け抜けた。
それにしてもなんという強さだろう。
今日の決勝。
4F手前で神山の強烈なブロック。
並みの選手なら、あそこで飛ぶだろう。
しかし山崎は、そこを堪え切り、もう一踏みして伸びる。
僕は、佐藤友がもう少し抵抗できると思った。
ところがどうだ。
ホームで緩んだペースに業を煮やし、荒井が神山を従えてかます。
中団に佐藤がはまる。
ここまでで佐藤は大して足を使っていなかったはずだ。
後ろをけん制し、山崎のまくりに合わせて踏み込む準備を整える。
山崎の一踏み、二踏み、三踏み。
グン、グンと加速していく。
あっという間に佐藤は飲み込まれてしまった。
実力が違いすぎる。
昨日は春の嵐が吹き荒れた。
山崎の次元の違う走りに、僕は本物の嵐を呼ぶ風を見た思いがした。