March 30, 2006

言霊。

全身全霊をかけて。
大関白鵬の口上である。
分かりやすくて良いではないか。
言葉選びのセンスが、相撲センスに通じている。
意外とこういうのが、その後の人生を象徴していたりする。
まさに「言霊」である。

投稿者 mustbeangel : 10:57 PM | コメント (0) | トラックバック

March 29, 2006

シビレちゃった。

シビレ節。
植木等の歌である。
これ、最近亡くなられた宮川泰氏作曲の歌だ。
以前飲みに行っていたバーで、その店のマスターの記念日(どういう日であったか忘れたが)に宮川さんがピアノを弾きに来ると言うタイミングがあった。
僕にとっては<宮川さん>とは、紅白歌合戦の蛍の光の指揮者という印象で、はっきり言ってその時は、ああそう、そんな感じだった。
当日僕は他の飲み会が入っていて、遅れて行った。
その時点で僕は相当に酔っており、店のドアを開け、立錐の余地もないと見るや、そのまま立ち去って他の店へ行った。
その日は挙句の果てに、場末のラーメン屋で管を巻いていた。
僕が毎週チェックするラジオ番組がある。
そこで先日急遽<宮川泰特集>が組まれた。
「シビレ節」などがかかった。
僕の尊敬するパーソナリティが、宮川さんがいかに素晴らしい音楽家だったかを説明した。
小泉云々などは最低の人間と思っているが、僕はこの音楽家だけは信じる。
全幅の信頼を寄せ、盲目的に信じて27年になる。
言いすぎだが、贔屓とはそういうものだ。
宮川さんの音楽に俄然興味が出てきた。
でも聞いているのだ。
ズームイン朝。
カリキュラマシーン。
宇宙戦艦ヤマト。
あの時、無理にでも店に入って、1曲でもその音色を聞けばよかった。
遅すぎるんだよな、僕は。

投稿者 mustbeangel : 09:44 PM | コメント (0)

March 26, 2006

遥かな道。

吉岡-小倉-有坂、加藤-山口、藤原-阿部、後閑、稲村。
3つに分類できるが、ここは実質吉岡の先行1車。
昨年オールスターの時も勝っておかしくないと思ったが、ダービー3勝というまさに<申し子>といえるこのレースが、吉岡の本当の意味での復活レースに選ばれていたのかもしれない。
ここは黙って吉岡から勝負したい。
おそらく小倉の位置はもつれる。
小倉は競輪際で吉岡に世話になっている。
自分が勝てないと踏めば、吉岡に勝ってもらいたいというのが本音だろう。
相手には、目立たないが伸び抜群の藤原を推す。
ここ数年自在型に転じ、めきめきと力を付けてきた。
外目から突っ込んでくるだけの脚がある。
力なら加藤だろうが、今大会、いや今年の加藤は大舞台を勝てるだけの出来にない。
吉岡を破るとすれば、有坂の差しのみではないか。
ただし、これも3番手を無風で回る、あるいは番手がすんなり転がり込んできた場合に限定される。
2006年の有坂には運もある。
有坂だけは裏も買うこととする。
吉岡はもう終わったのだ、そう言われた時が数年前あった。
あの時に、例えば追い込み戦法にシフトすることも出来たろう。
それでも自力にこだわったのは、競輪は魅せなければならない、ということを身に染みて分かっていたからに他ならない。
腐らず、ひたむきに努力してきた時間が、今に結実しているのだ。
吉岡よ、見せてくれ。
競輪とは何であるか。
情念とは何であるか。
そして、男の生き様とは何であるかを。

吉岡が人目を憚らずに泣いている。
拭いても拭いても溢れてくる涙。
良かった・・。
今の僕には、この言葉しかない。
ひたむきな精進。
雨の日も風の日も、吉岡は黙って踏み続けてきたに違いない。
今日、その遥かな道に光が射し込んだ。
その光には、微かな温もりがあった。
吉岡の流した涙の温度であろう。

投稿者 mustbeangel : 09:27 AM | コメント (0)

引導

長谷川穂積がウィラポンを沈めた。
タイトルを奪った時には瞼を相当切っていたのに今回はほとんどきれいな顔だった。
ウィラポンの年齢的な衰えもさることながら、寧ろ長谷川の成長、精神的な余裕が感じられた試合だった。
リングサイドには辰吉の姿があった。今回の長谷川はTKOの完勝だっただけに判定勝ちした前回以上にウィラポンにこだわっていた男の心境は複雑だろう。
僅か8戦目で世界タイトルを手にした辰吉にはその後の戦跡を含めて勝っても負けても劇画のような華やかさがあった。4回戦時代に既に2つの負けを喫している長谷川にはそういった面での派手さはないが、ボクサーとしての資質は相当なものではないかと思う。長期政権を期待したい。

#西岡利晃は一階級上げてベルトを狙っている(Sバンタム級WBA3位/WBC4位)。

投稿者 yotaro : 03:11 AM | コメント (0)

March 25, 2006

佳境。

立川ダービーもいよいよ準決勝。
激戦の3個レースだ。
本調子でないとされていた武田が駒を進めてきた。
日ごろの鍛錬の質・量が、おつりをくれた形だ。
無欲で踏むしかあるまい。
狙いは10Rで、中段を取りきり、早めに踏むと見た加藤慎平に乗る山口富が面白い。
新鋭平原の調子も絶好で、決勝に乗ってくれば台風の目となるだろう。
今日は番手に連日出色の伸びを見せる兵藤が付くが、むしろ逃げ残りで勝負してみたい。
そして吉岡。
千両役者の走りを見せて欲しい。

声が出ない。
久しぶりに背筋がぞくぞくした。
吉岡の圧巻の捲り。
特筆すべきは、直線に入ってからの番手オグリューとの差である。
詰まるどころか、わずかずつ開いているように見えた。
30半ばになっても自力を貫く吉岡。
明日は先行1車の組み合わせ。
栄光への道、見えたか。

投稿者 mustbeangel : 06:10 AM | コメント (0) | トラックバック

March 21, 2006

残像。

魁皇が6敗目を喫した。
非常に厳しい状況となってきた。
「老いさらばえる」という言葉があるが、スポーツの世界は過酷である。
昨日の白鵬・琴欧州戦などを見ていると、ああ、時代は変わったのだと思う。
一相撲ファンとして、魁皇のその瞬間を見つめようと思う。

千秋楽は初優勝を目指す白鵬。
何とも皮肉な組み合わせとなった。
しかし、自分の今を見極めるには格好の相手だ。
意地を見せて欲しいが・・。

投稿者 mustbeangel : 10:16 PM | コメント (0)

March 19, 2006

表現不可能な眼差し。~げにおそろしきおとこ~

ようやく溜飲を下げた思いだ。
あえて過去形にさせていただいた。
今回は順番的に<勝ち>の目とは思っていたが、情念がようやく繋がった。
特に5点目をたたき出したイチローのレフト前ヒット。
簡単そうに打ってはいるが、あの一打に天才の誉れを見た気がした。
素晴らしいバッティングだ。
一塁上に佇むイチローの眼差し。
かねがね日本語の語彙の豊富さを、今更ながら僕は<美しい>と思っているのだが、あの眼差しだけは、なんとも表現の仕様がない。
この男が、これほどまでに泥臭いというか、生々しい人間とは思わなかった。
実に恐ろしい男だ。
さあこれでキューバ戦、世界一を賭けた決勝だ。
対韓国戦は、雨による中断でまだ終わっていない。
だがあえて、明日を記させていただいた。

投稿者 mustbeangel : 03:13 PM | コメント (0) | トラックバック

March 16, 2006

痛恨。

大事なところで・・。
1点を争うゲームの場合、ミスをした方が負けるのは高校野球でも同じこと。
まさに痛恨であった。
9回裏、最後の攻撃。
1アウトランナー1塁で、代打新井(広島)に、続くは多村(横浜)。
一発が出れば逆転サヨナラであったが、2人揃って三振に討ち取られた。
これが今日のゲームを象徴していたと思う。
最後まで、流れを引き寄せられなかった。
残念ながら、惜敗ではなく完敗だ。
準決勝進出は、アメリカ-メキシコ戦の結果次第。
最後の最後で、女神が微笑んではくれないものか。

投稿者 mustbeangel : 08:52 PM | コメント (0) | トラックバック

March 14, 2006

運命(さだめ)。

大阪場所が始まった。
栃東、白鵬のダブル昇進がかかる。
白鵬はまず問題ないと思う。
とても21歳とは思えない落ち着き。
どっしりとしたとり口。
白鵬が朝青龍の好敵手となる運命(さだめ)を背負っているならば、ここで、この上がり時で決めるはずだ。
横綱がかかる栃東は、早くも1敗を喫した。
大事にとりすぎた。
迷わず出ていくことだ。
栃東の場合、運命ではなく、おのが力でもぎ取るしかないのだ。
腐らず、迷わず、考え込まず。
これしかない。

投稿者 mustbeangel : 09:11 PM | コメント (0) | トラックバック

March 13, 2006

終わってなどいない。

「監督が納得しなかったら、僕は守備につくつもりはなかった。」
イチローがここまで言った。
何より、一番見やすい位置に居たセカンド塁審がセーフと見たのだ。
実際はセーフだったと思う。
イチローの先頭打者ホームラン。
川崎の三遊間を抜くヒット。
上原の粘り強いピッチング。
勝つには<こうした展開>しかないという、王ジャパン乾坤一擲のゲームだった。
原爆を投下したエノラゲイ搭乗員と被爆者の会談という番組を見たことがある。
「謝って欲しい」と懇願する被爆者の言葉に、搭乗員だった男は「ノー!」と言い続けた。
そしてこう付け加えた。
「リメンバー パールハーバー」
戦争は、終わってなどいないのだ。

投稿者 mustbeangel : 08:19 PM | コメント (0) | トラックバック

サクラサク。

残り1kmからの大逆転。
37歳弘山晴美が、ついにマラソン初優勝を決めた。
先を行く渋井の後ろで懸命に追いかける弘山の姿が、コマーシャルを挟むごとに大きくなる。
こんなことも起こるのだな。
弘山のスペシャルドリンクのボトル、アームウオーマーに至るまで、ピンクの桜の花びらがあしらわれていた。
サクラサク。
一途に精進すれば、必ずや花は咲くのだな。

投稿者 mustbeangel : 12:50 AM | コメント (0) | トラックバック

March 07, 2006

ミネソタの雄、逝く。

K.パケットが死んだそうだ。
脳卒中。
45歳の若さであった。
現役を去るときも、確か厄介な病が理由ではなかったか。
現役バリバリの姿を、僕は現地で見た。
今から15年ほど前だから、まさに一番脂の乗った時期であったろう。
まさに、絶大な人気を誇っていた。
人間の一生を、時間の大切さを、帰りの電車の中でふと思った。
カービーの冥福を祈る。

投稿者 mustbeangel : 09:23 PM | コメント (0) | トラックバック

March 01, 2006

本物の戦士。

恐ろしいほどの強さ。
新聞ではそう評されていた。
「女挺」というのは誰のことをいうのか分からないが、今なら文句なく日高逸子だろう。
日高の旦那さんは元気だろうか。
<戦場>からの帰途、チャイムが鳴るタイミングにあわせ電子レンジの音が鳴る。
すべては日高のために、熱々の、出来立ての料理でもてなしたい。
今浜名湖で行われている女子王座戦。
モーターは今1つであったようだが、当の本人に焦りはなく、SG戦で培った心の強さ(=ゆとり)で、「何とかなる。」とコメントしていた。
それがいかにも戦士という感じで、僕は恐れ入ってしまった。
金曜から熱海へ行く。
その帰り、西へ・・。
本物の戦士を見に行くか。


投稿者 mustbeangel : 09:28 PM | コメント (0) | トラックバック