April 29, 2004

お家芸。

全日本柔道選手権で鈴木桂治が初の日本一に輝いた。
準決勝では棟田を、そして決勝では井上康生を破ったのだから、完全なる優勝だ。
この二人はプライベートでは非常に仲がよく、鈴木が入るべき生命保険について井上に相談すると、すぐさま井上からメールが来る。
良き先輩後輩なのだ。
優勝の瞬間。
意外だったのは、鈴木の喜びようである。
もっと喜びを爆発させるのかと思っていたら、一度拳を振り上げただけで、後のインタヴューも淡々とこなしていた。
「勝てたことで少し自信を取り戻せた気がする。」
鈴木の胸には、勝てない相手ではないという気持ちがあったのだろう。
まさにこれは、日本一ではなく、世界一決定戦であったのだ。
大粒の汗が鈴木の顔から滴り落ちる。
見よ、これが日本のお家芸だ、そんな言葉が思い浮かんだ。
スポーツは美しい。

投稿者 mustbeangel : 09:50 PM | コメント (0)

April 26, 2004

完勝であったのだな・・。

栄光の名馬たち。
今週はライスシャワーである。
つまりは、天皇賞ということだ。
ライスシャワーがメジロマックイーンを差しきったあのレースをゆっくりと見てみた。
ゆっくりと・・。
そうなのだ。
あの時は馬券が外れたことに逆上し、レースを振り返る余裕などまるでなかった。
ましてや同行した周りの人間は皆ほぼ1点で当てていたのだから。
内なる闘志を秘め、つる首で周回するライスシャワーは、まさに<東の刺客>である。
マックイーンがパーマーを捕らえに行き、まるでその脚を見極めたかのように左後方から追いすがる的場。
改めて見てみると、ゴール前では完全にマックイーンの脚も上がってしまっている。
それに比べ、ライスシャワーの何としなやかなこと。
完勝とはこのことだろう。
あれから一体何年過ぎたのだ。
先週は酒を飲み、職場で暴言を吐いてしまった。
数日が経ってみると、半端者が何をしたり顔で言っていたのだと、己のつまらなさに反吐が出そうになった。
どうも僕の場合、周りを不愉快にしてしまうところがある。
これからは極力そうした場には顔を出さないこととしよう。
ただね、魂までは売れんのよ。

投稿者 mustbeangel : 09:09 PM | コメント (0)

April 25, 2004

失われた10年

所謂バブル崩壊後の10年のことを指して「失われた10年」と呼ぶ向きがある。
バブルの末期に大学生だった私のもとにはそれこそ山の様に企業からのDMが届いたものだった。
昨今の状況を知らないから比較できる由もないが、おそらく今よりも多かったのだろう。日経平均が30,000円を軽く超えていた頃の話である。そのDMの山がその当時の企業の膨らませた泡だったのかもしれぬと今になって思う。
バブルの終りとともに私の学生生活も終りを遂げ、「失われた10年」をある職場で過ごしたのだが、辞めることになり、己を省みたときに自らの足跡というものが遺せたのだろうかと思うと寂しい気持ちになってしまった。人一倍遊んではいた。そのことが無意味だとは思わない。だが、係員だった頃の上司に言われた「口に糊するためだけに働くのではつまらないだろう。」という言葉に照らせば、私は仕事の精度や効率にはこだわっていたけれども本質的に仕事が好きではなかったのだなあと思わざるを得ない。労働の対価として得た幾許かの金をどう使うかということに血道をあげていたような気がする。

週末に前の職場の先輩から連絡を頂き、連休中にお会いすることになった。今、私は九州の片田舎にいるのだが、その先輩も同郷なのだ。後ろばかりみて生きていくつもりはないのだが、そんな声をかけてもらうとありがたいと思う。
あの日送り出してくれた連中はこれからも私の財産なのだろう。
私のような我儘な男のことを気遣ってくれる人間が親兄弟の他に僅かでもいるとすれば、あの10余年は私にとって「失われた10年」ではなかったのだ、と救われる思いである。

投稿者 yotaro : 11:59 PM | コメント (0)

真価。

ふるさとダービー佐世保は、好調を誇った愛知の金子のビッグ初Vで幕を閉じた。
またしても小野は勝てなかった。
井上が逃げ、番手の小野には絶好の展開のように見えたが、7番手からまくった金子を止めることができなかった。
どうも小野の場合、踏める距離というのが短いように思う。
小野がビッグを勝つ場合、それは競りで勝ち、最後の直線で猛然と追い込むというような展開しかないのかもしれないと思う。
あれほど強い選手であるのに、絶好の展開で勝ちきれないのは、まさに<競りの申し子>なる故か。
次の配分はGWの平塚記念である。
特別競輪ではないのかと思わせるようなビッグネーム(村上、吉岡、高木、神山ら)が終結する。
今回は準決勝に参戦する予定だ。
吉岡-小野の九州ラインが成立するのか。
小野の真価が問われる大会と見ているが、果たして。

投稿者 mustbeangel : 11:14 PM | コメント (0)

April 21, 2004

風通し。

エース上原が最後の最後でつかまり、巨人は5連敗、今日時点で最下位である。
最終的な結果はともかく、今の巨人を見ていると、どうにも新鮮味がない。
それは若い溌剌とした選手の台頭がないからではないか。
赤ゴジラ。
広島で今期売出し中の嶋のニックネームだ。
果たして今の活躍をシーズン最後まで続けることができるかどうかは微妙だが、苦節何年の選手が爆発的に活躍するというのは、見ていても気持ちが良いものがある。
何より清々しいのだ。
史上最強打線。
字ずらはものすごいが、小久保は古傷を痛めたようだし、清原はベンチで燻り、憤懣やるかたないところだろう。
有名選手を抱える球団の泣き所かもしれないが、何かどす黒い幕が張られているようで、食傷気味になる。
巨人の2軍には、本当に清々しさを感じさせてくれる選手はいないのだろうか。
おそらくはネームバリューの陰で、出て行く勇気すら奪われてしまっているに違いない。
こうしたところに風穴を開けなければ。
一人勝ちの時代は、もうとっくの昔に終わっているのだから。

投稿者 mustbeangel : 01:27 PM | コメント (0)

April 20, 2004

病む英雄。

あのマラドーナが意識不明の重態だという。
アルゼンチンでは、ニュースの中で「彼が回復するよう神に祈ろう。」と呼びかけ、市民は、最悪の結果を見たくないとテレビを見ず、結果視聴率が下がったというのだから尋常ではない。
86年のメキシコWC。
伝説の5人抜きゴール。
野球に長嶋世代というのがあるとすれば、僕はまさにマラドーナ世代である。
たとえ遊びとはいえ、サッカーをやるときはマラドーナを夢想してドリブルをしていた。
サッカーから遠ざかったマラドーナは、100kgを超える醜い肉の塊となってしまい、見るも無惨ではあるが、そうした男の現状がスポーツ紙の紙面を独占するのだから、改めてマラドーナのカリスマ性に驚いた。
ファンとはありがたいものだ。
そう思う反面、ちょっと厄介な気もする。
マラドーナの苦悩は、ひょっとするとこの辺に真実があるのかもしれない。

投稿者 mustbeangel : 10:53 AM | コメント (0)

April 19, 2004

自信から確信へ。

地方の夢破れる。
第64回皐月賞。
コスモバルクは2着に惜敗した。
逃げ宣言のマイネルマクロスが出遅れ、ペースは1000m1分というスローになった。
メイショウボーラーが気持ちよく逃げ、勝ったダイワメジャーは2番手をがっちりキープ。
デムーロは前々から流れ込む競馬が上手いだけに、願ってもない形となった。
「僕が下手だから・・。」
五十嵐冬樹ジョッキーはうな垂れたという。
それでも一番強い競馬をしたのはバルクだろう。
飛びがきれいな馬なので、むしろダービーの方がチャンスがあると思う。
この惜敗を糧に、東京優駿で歴史を塗り替えてもらいたい。
何よりダービーは、皐月で惜敗した馬の復権の歴史でもあるのだから。

投稿者 mustbeangel : 10:15 AM | コメント (0)

April 16, 2004

ウソかホントか。

15年周期説。
15年ごとにやって来るという大物。
それがコスモバルクであるのかどうか、今週の皐月賞で答えが出る。
前走弥生賞のVTRは、何度見ても強いの一語である。
昨日の抽選で枠番は大外18番枠と決まった。
過去にはサニーブライアンも勝っているし、内の馬の出方を見ながら好位に取り付けるだろう。
唯一の不安は、ハイペースとなった時にこれまでのような二枚腰が使えるかどうかである。
1番枠のマイネルマクロスが後続に脚を使わせるようなハイペースの逃げ宣言をしている。
ここが北海道競馬のナンバー1、五十嵐ジョッキーの腕の見せ所である。
今回は、岩田誠、内田博の地方ジョッキーたちも皐月に参戦している。
コスモバルクが地方競馬の雄として頂点に君臨した場合、ひょっとするとこれら地方ジョッキーたちを引き連れてくるのではないか、そんなことも思っている。
特に内田博は相当に気合が入っているとのこと。
跨るメテオバーストには、宝塚記念でサイレンススズカの2着に粘ったステイゴールドのような雰囲気がある。
これで決まれば高配当だろう。
アンカツ、小牧と、元地方ジョッキーたちも加え、コスモバルクからの流し馬券で勝負しようと思う。
15年周期説を信じて・・。

投稿者 mustbeangel : 03:34 PM | コメント (0)

April 14, 2004

不動王。

昨日の川崎桜花賞は、福岡の池尻浩一が5年ぶりの記念競輪優勝を果たした。
決勝は、吉岡、小嶋、海老根、五十嵐の4分戦。
都合でレースは見れなかったが、先行する五十嵐、海老根を小嶋、吉岡が捲る形となったようだ。
小嶋の捲りを高木がブロックし、そのあおりを食らって吉岡も外に膨れ、ぽっかりと空いたインを池尻が突っ込んだとのこと。
2着に吉岡、3着に今大会調子の良かった三宅伸が入った。
吉岡は完全に一時のスランプを脱したようだ。
池尻の勝利は吉岡の調子の良さを物語るもの。
今年は久しぶりの特別をゲットできるのではないか。
村上や小野、伏見という吉岡らより若い世代が活躍し、<世代交代>が叫ばれてはいるが、そう簡単には問屋はおろさない状況である。
吉岡は平塚記念に配分があるのだろうか。
一度吉岡を本場で見てみたい、そう思わせる吉岡の復調振りである。

投稿者 mustbeangel : 01:43 PM | コメント (0)

April 12, 2004

KK。

昨夜NHKアーカイブスで再放送されていた桑田・清原の1年目を追ったドキュメンタリーを興味深く見た。
二人とも実に初々しく、清原など今の半分くらいではないかと思わせるスマートさだ。
「新人にホームランされたのは初めてじゃないかなあ。」
当時阪急のエースであった山田久志が語っていた。
「まあ、それ程甘いもんじゃないでしょう?」
桑田の配球を読みきってライトへホームランした広島・山本浩二が語る。
何とも懐かしい。
昨夜は放送にあわせたのではないだろうが、桑田・清原が先発出場していた。
桑田はノックアウトされ、清原もいいところが無かった。
それを見ていただけに、彼ら二人の18年間を思わないではいられなかった。
KKコンビは、果たして超一流となりえたのだろうかと。
桑田は169勝を挙げているし、清原も今シーズン中には2000本安打を達成するだろう。
成績から見れば十二分に一流である。
しかし、そこに<超>の一字が付くためには、勝ち星や安打数だけでは計れない特別の物差しをクリアーしなければならないと思う。
オールスター戦で江川に三振に取られた清原がインタビューに答える。
「ジャイアンツのユニホームを着ている選手には誰にも負けたくなかった。」
18歳の頑なな意志。
青いと思う反面、僕にはそれが否定できない煌きを放っているように感じた。
18年後のKKコンビ。
二人の今のプレーを見るにつけ、どうしてもあの夏の姿を忘れることができないのは、半端な18年間を過ごしてきた僕の感傷なのだろうか・・。

投稿者 mustbeangel : 10:46 AM | コメント (0)

April 09, 2004

命あっての物種

無論、私も戦争を知らない。
しかし、その私から見ても、イラクで拘束された3邦人については、戦争というものを軽く考えているのではないかと思わざるを得ない。
「劣化ウラン弾の廃絶を訴える市民団体」として活動することはともかく、今、混迷の状況にあるイラクに赴かなければならない理由は何なのだろう。
政府が退避勧告を継続しているというのに未だ多くのNGO関係者が在留しているという。
一応の訓練を受けて武装した自衛隊員ですら腹を括ってイラク入りしているというのに、丸腰の民間人がどうやって身を護るつもりだったのだろう。今のイラクで危険に曝される可能性は「万が一」どころの話ではないというのに。
おそらく、皆純粋な心の持ち主なのだろう。小さなことでも自分に何ができるかと考え、イラクに入ったに違いない。ただ、リスクと効果の勘定がまったく考えられていないように思う。
米軍侵攻直前の「人間の盾」なる者たちと同じような印象を受けた。
安全なところから何を偉そうなことを言ってるのかという批判もあるだろう。でも、死んでしまったら元も子もないのだ。
参考:3邦人イラクで人質、自衛隊撤退を要求(Yomiuri Online)

投稿者 yotaro : 02:33 AM | コメント (5)

April 08, 2004

桜に好かれた男。

昨夜はウトウトしながら桜花賞の調教、それに過去のプレイバックを見ていた。
毎年桜花賞は混迷を極めるが、有力馬が5指に余る今年は大混戦である。
1番人気はどの馬になるのか。
おそらく僅差で武豊の乗るダンスインザムードではなかろうか。
河内がターフを去った今、桜花賞男といえば武豊である。
その武がいまだクラシックに縁の無い藤澤厩舎に初載冠をもたらすのかどうか。
「いつもは邪魔ばかりしていましたので、今回は何とかプレゼントしたい。」
ウィットを交えて武は語っていた。
ダンスインザムードが勝てば、関東に久しぶりに桜の女王が誕生することになる。
しかしなあ。
そんなにうまくいくものだろうか。
あの名牝メジロドーベルすら勝てなかった桜花賞である。
その上、過去1番人気馬を擁しながら何度も期待を裏切ってきた藤澤厩舎。
武が乗り、1番人気。
そして藤澤厩舎。
長距離輸送が今回初めてというのも気にかかる。(関東馬の敗退はここに理由があるのではないか。)
ここは疑ってかかった方が良さそうだ。
スイープトウショウにまとめて面倒見られたらお手上げであるが、池添は先日結婚したばかりであり、我が世の春を何度も味わえるはずがない。(女はそれ程甘くないだろう。)
過去の桜花賞を見てみると、不思議と連に絡んでくる騎手の群れがいる。
武はもちろんだが、昨年一昨年は池添、古くは田原もその口だ。
そしてもう一人桜雨に濡れてきた男がいる。
そう、四位洋文だ。
ここはヤマニンシュクルの復権に期待したい。
となると、先週のダービー卿CTのマイネル親子丼がちらつくのである。
ヤマニン親子丼(アラバスタ、アルシオン)なら、これは大万馬券だろう。
金も無いし、これで遊んでみるとするか。(勝負は<川崎の桜花賞>なのだ。)


投稿者 mustbeangel : 11:55 AM | コメント (0)

April 07, 2004

驚いた

朝飯を食いながらNHKのアトランタ×NYメッツ戦を見る。 試合開始直後、先頭バッターの松井稼頭央が初球ホームラン! オープン戦当たらなかったが、いいスタートを切れたのではないかと思う。 現在7回途中でNYメッツが7-2でリード。 取り急ぎ経過報告だけですが。 結局松井は3の3、3打点。MLBのオフィシャルサイトでもニュースに取り上げられている。(First things first: Kaz hits HR
明日のスポーツ紙の1面独占は決まりでしょう。
投稿者 yotaro : 10:50 AM | コメント (0)

April 05, 2004

悪太郎。

堀内巨人が3連敗スタートとなった。
上原、高橋、木佐貫での3連敗。
先発が頑張れば中継ぎが崩れ、先発が序盤につかまると中継ぎがそこそこ投げる。
まさに悪循環である。
昨夜の試合も、結果は5-8ではあったが、阪神には余裕があった。
チーム力の差は歴然である。
<史上最強打線>の名が泣くばかりだ。
所詮金を積んで大物を獲得したところで、繋がらなければ意味がない。
その点阪神は隙がなく、選手一人一人がやるべきことをよく理解している。
星野イズムが浸透しており、勝利の味が余程美味であったのだろう。
巨人は明日から落合<俺流>ドラゴンズとの3連戦だ。
今のままでは相当に厳しい戦いを強いられるだろう。
堀内監督。
思い切って悪太郎でいってみてはどうか。

投稿者 mustbeangel : 03:31 PM | コメント (0)

April 01, 2004

永遠の一発。

昨夜の松井のホームラン。
あの一発のホームランは、永遠に僕の心に刻み込まれるものと思う。
日本中の目が注がれる大プレッシャーの中で、よくぞ打ったものだ。
淡々と塁を周回する松井の姿に、僕は涙が出そうになった。
「命を懸けて」という言葉の回答が、あのホームランであったのだ。
松井は懸命に戦ってきたのだ、それがよく分かった。
余り表には出ないが、松井はベトナムの子供達の里親になったり、難病でアメリカへ渡る一人の子供のために、ドンと大枚を寄付してもいる。
連続出場に拘りつづけるのも、巨人、ヤンキースは人気球団であり、その試合しか見にこれないかもしれない子供達のためにゲームに出続けるのだと言う。
世界中のベースボールを愛する少年少女たちの心に、松井は放ったのだ。
戦わなければいけないということ。
戦うことが夢を実現する唯一の手段であることを。
日本の誇り、だと思う。

投稿者 mustbeangel : 03:32 PM | コメント (0)