今夜のヤンキース対デビルレイズ戦。
どうやら松井は2番を任されるようだ。
今回ちょっと驚いたのは、松井のフォームがだいぶ変わっていたことである。
テイクバックに時間をかけないメジャー仕様のフォームと言えよう。
松井はミートが上手いだけに、2番というのも全く問題あるまい。
今回ゆっくりとヤンキースの選手を見たが、すさまじいものがありますな。
特に3番A.ロドリゲスのオーラにはため息しか出ない。
巨人とのゲームではいいところがなかったが、打席に立ち、投手に向かう姿には、何とも言えない威圧感がある。
ああした選手の中でやれるのは、やはり松井しかいないだろうと思う。
NYのマスコミから<慎み深い>と評された松井の人間性がなければ、あの選手達の中ではもたないのではなかろうか。
トーレ監督が2番を任せたことの意味。
それこそ、松井がヤンキースの一員として認められた[信頼]の何よりの証なのだと思う。
村上と伏見の意地。
昨年のGPでは、村上は伏見の先行につぶされた。
伏見は「先輩二人が付いているのだから、後ろから抜かせるわけにはいかない。」と語った。
村上は「GP後は寝ても覚めても伏見選手の顔がちらついた。」と言う。
昨日のSD決勝は、この二人の2分戦となった。
大方の予想は、WCと両睨みの伏見は万全の体調とは言いがたく、ここは村上の先行だろうというものであった。
レースはその通りとなったが、動かなければどうしようもない山口が捲り上げ、小野も村上の番手を奪取するのに脚を使い、伏見を張る力が残っていなかった。
村上は伏見の体調を少し甘く見ていたところもあったのではないか。
一方の伏見は自分に自信を持てないだけに、かえって気楽に戦えた。
人間の情念が交錯する競輪という競技には、得てしてああいう結果が起こる。
伏見はこれで年末のGP資格を得、WCに心置きなく専念できるだろう。
敗れた村上は、これでもっと強くなるはずだ。
二人の意地。
競輪の醍醐味とは、まさにこれなのだ。
福岡総理杯は、SG優勝戦常連の今村豊に対し、昨年オーシャンCを勝った辻栄蔵を筆頭にビッグ未勝利の橋本久和、横澤剛治、今村暢孝、高橋勲が挑む形になった。
やや外が出たスリットから横澤が捲りきって、最内を差した高橋が2番手も1M廻ったあたりで両者にフライングコール。逃げ失敗しながら3番手に粘っていた今村豊が繰り上がって先頭、とレース自体は最悪の2艇フライングとなったが、今村豊の12年ぶりビッグ優勝には素直におめでとうと言いたい。
私が競艇場に足を運び始めた平成の始め頃は、既に今村豊は凄い選手ではあったものの、フライング多発で休みがちだった時期で、平和島のビッグのゲスト解説なんかに来ていたのが思い出される。その後も一線で活躍はしているものの、メニエル氏病に悩まされたりして、必ずしも順調ではなかったのだと思う。それでいて賞金王決定戦にも過去3年連続12回もの出場をしているのだから、恐れ入るという外ないのだが、その今村をして涙を浮かべてしまうのだから、いかに苦しい12年であったかということがわかろうというものだ。今回のモーターはあまりよくなかったそうだ。
決して威張れるほどの足にはなってはなかったんですけど、何事も諦めなければこういう結果になるんだということ、それをヒシヒシと感じました。だから皆さんも絶対に物事は諦めないで、何事にも前進して前向きにがんばってもらいたいと思います。
普通の人が言えば、奇麗事にしか聞こえないこんな言葉も、今村豊の口から発せられれば素直に頷けてしまうだけの説得力がある。
また、今村ほどではないにしろ、競輪の静岡ダービーでは伏見俊昭が久しぶりの特別優勝を飾った。グランプリ優勝後暫くは伏見の時代が続くかと思ったのだが、意外に活躍できず、苦しんだ2年半だと思う。
フィギュアスケートの世界選手権で優勝した荒川静香といい、この春は復活がキーワードかもしれない。
先日亡くなったいかりや長介さんの葬儀が行われた。
僕が物心ついたころには、TBS「8時だョ!全員集合」は既にお化け番組と謂われていて、志村けんの「東村山音頭」や「ヒゲダンス」などのブームを呼んだことを思い出す。志村けん以前のメンバーだった荒井注を含め個性の強いメンバーをまとめていたのは長さんの力だった。
そんな「8時だョ!全員集合」もCX「オレたちひょうきん族」の台頭や低俗番組として叩かれたことなどが影響したのか、昭和60年に終了した。
ジャイアント馬場やジャンボ鶴田が亡くなった時には、「昭和」の残り香も一緒になくなってしまうような不思議な寂しさを感じたものだったが、長さんの場合は、「全員集合」以降の俳優としての活躍が目立っているし、他のメンバーも仲本工事以外は一線で活躍中とあって、「昭和」を引きずるような思いはあまりない。とはいえ、加藤茶が「もう一回『大爆笑』と『全員集合』を一緒にやりたかった」と語っているように、「全員集合」は彼らにとって特別なものだったのだなあ、と思う。
そして、「歯ァ磨けよ!」なんていうのから「ヒゲダンス」の音楽、妙な早口言葉など多くのフレーズが頭の片隅に残っているということは、僕にとっても忘れ得ないものだったのだ。
The Beatles来日の際に前座を務めたのがザ・ドリフターズだったのだが、The Beatlesと同じくドリフも二度と見ることはできなくなってしまった。
合掌。
![[全員集合!]](http://3baka.biz/archives/images/ikariya.jpg)
今週は忙しいぞ。
競輪・静岡ダービー決勝。
競艇・総理大臣杯決勝。
競馬・高松宮杯(G1)。
それぞれ好きなものに手を出せばよいわけだが、僕のように3つ共に興味がある人間にとっては難しい選択を迫られる。
資金が潤沢にあれば、静岡にでも出かけていって、残り2つは電話投票なんていう夢のような日曜日となるわけだが、苦しい金蔵状況ではそうもいかない。
SD初日の特選では、澤田の捲りに乗った小橋が見事に差し切った。
とにかく今年の小橋の充実振りは凄まじいものがある。
間違いなく優勝戦線に絡んでくるだろう。
今日の特選では、小橋と並んで今年絶好調の小野が出走する。
<世話になっている>村上ラインの3番手から勝負とのことだが、ここで村上-大井を飲み込むようであれば、これも優勝戦線の一角をなすだろう。
高松宮杯は、今のところシーイズトウショウからと思っている。
桜花賞がスイープトウショウであるならば、春は〔トウショウ〕と考えているからだ。
総理大臣杯は、福岡で90%を超える複勝率を誇る山崎が初日連を外したことからすると、思わぬダークホースが出現するかもしれない。
それでなくとも、総理大臣杯はニュースターが現れるSGである。
とにかく今週は忙しい。
でも楽しい、のである。
時代劇が不振なのだそうだ。
藤田まこと主演の「剣客商売」も予定本数を待たずして打ち切りが決まった。
このフジの枠は、数年前まで「鬼平犯科帳」等クオリティの高い番組作りで名を成したが、今の時代、若者が<ちょんまげ>に興味を示さず、後番組はバラエティに切り替わるそうだ。
しかし数年前には、若者が時代劇に目を向けてきているということでこの時代劇アワーが成り立っているという記事を僕は記憶している。
時の流れ、感情の移ろいに、改めて人というものは難しいものだと思う。
藤島親方と貴乃花親方の確執が問題になっている。
藤島親方が貴乃花親方に相談なく別の年寄名跡を取得したことに、貴乃花親方が腹を立てているというのだ。
ガラス張りの部屋看板、スーツ姿での稽古等これまでのしきたりにはない新しい試みを打ち出している貴乃花親方。
タニマチ制度ではない、会員制の部屋支援制度についても週刊誌で報じられていた。
こうした影には、夫人の少なからぬ影響があるのだと思う。
貴乃花が引退して直ぐに、過去の取組みを編集したビデオが売り出された。
そうした貴乃花の姿勢に、僕は<流されている者>の軽さを感じないわけにはいかなかった。
藤島親方がそうした行動に出た背景には、堪忍袋の尾が切れた的な、余程のことがあったのではなかろうか。
安芸乃島の愚鈍ともいえる押し相撲。
それを知っているだけに、今回は藤島親方に分があるのではと思わないではいられないのだが。
ジーコ監督の決断には、胸を衝かれた思いがした。
サッカー日本代表合宿中に、宿舎を抜け出しキャバクラで飲食、挙句の果てに他の客と悶着を起こした8人の選手を、31日のシンガポール戦のメンバーから除外したのだ。
この中には、アテネ五輪予選のUAE戦で大活躍した大久保選手も入っている。
ジーコ監督の言葉。
「国を代表しているという重みを分かって欲しい。」
国を代表する。
言葉にすれば簡単だが、平和ボケの僕らにとって、この言葉の持つ意味ほどピンと来ないものはない。
松井秀喜がメジャーに挑戦する際に語った「やるからには命をかけて」という言葉。
あの言葉が強烈に胸に響いたのは、命をかけることを知らない(少なくとも僕はそうだ。)半端者にとって、あの一語があまりに聞きなれず新鮮であったからではないか。
国を代表することの重み。
ジーコ監督は、8人の選手達だけに語ったのではないのだと思う。
サッカーのアテネ五輪最終予選は、日本ラウンドから五輪代表に戻ってきた大久保嘉人の2発で幕を閉じた。
平山と同じ国見高校出身のストライカーだが、共通点といえばそれ位で全く似ているところはない。
そこにいるだけで武器になる190cmの平山に対し、168cmの大久保はとにかく存在をアピールしなければピッチに立てない。それが、一歩間違えば審判への暴言や夜の街でのご乱行に繋がってしまうのだが、単に天狗になっているというのとは違うのだと思う。いつも背伸びして、突っ張っることが大久保が自らの存在を主張するやり方なのだから。
五輪最終予選直前に大久保はA代表から外され、五輪予選のUAEラウンドにも召集されなかった。ついこの間までは、A代表と五輪代表を掛け持ちしていたというのに、スタンドから試合を眺めなければならないのは、悔しく辛い時間であったに違いない。
日本ラウンドで大久保は、代表のユニフォームでサッカーができる喜びを再認識したことだろう。それが、3つのゴールに繋がったのならば代表から外れた時間は決して無駄ではない。
五輪代表は、結局バーレーン相手に勝ち星をあげることができなかった。まだまだ課題の多いチームには違いない。だが、本番までにまだ「伸びしろ」があるような気がする。
今村豊が競艇史上初の障害獲得賞金20億円を達成した。
これが、どの位凄い記録かというのは、毎年1億円としても20年はかかるというだけでも想像がつくだろう。。
そして、これを達成した芦屋の記念は、もうひとつの大記録への足掛かりとなるはずのレースだった。
全国の競艇場24場すべてで特別競争に優勝したのは彦坂郁雄ただ一人である。SG17勝のモンスター野中でさえ成し遂げていない不滅の記録だ。今村は住之江、児島、そして芦屋の3場を残すのみ、そして18日の優勝戦は1号艇で登場、これ以上ないチャンスだった。
しかし、インから今村が好スタートを決めるも、捲り差した山崎智也が並走に持ち込み1周2Mで勝負をつけたのだ。
今村には残念だったが、こういう時の山崎は勝負強い。
とはいえ、今村も最近は一時悪かったメニエル氏病の影響も見られず、好調をキープしており、まだ数年はチャンスがあるだろう。
住之江賞金王で最後の一つを達成するなんてことがあれば、出来過ぎかもしれないが、カッコいい。
アテネ五輪の出場権をかけ、いよいよ今晩決戦が行われる。
そして西が丘競技場では、バーレーン対レバノン戦も同時刻にキックオフ。
ここまで3チームが拮抗するとは予想していなかっただろうから、ファンにとってはヤキモキ、ドキドキの90分となるに違いない。
この西が丘競技場は収容人数が9000人程という。
片や5万人収容の国立、片や場末の競技場というコントラストが、この大一番に得も言われぬ趣を添える。
おそらく今日も先発出場するであろう平山は、どんな気持ちでピッチに立つのだろう。
平山は高校生としてはこれ以上ない実績を積んでいるし、大舞台も踏んでいる。
それでも先日国見高校を卒業したばかりの18歳だ。
サッカーファンだけでない、国中が注目するような決戦にあっという間に立つことになった。
それを心底喜ばしいと思うのか、それとも多少なりとも戸惑う気持ちを抱いているのか。
平山の場合、僕は後者の方ではないかと考える。
彼はこれからの日本サッカーを背負っていく逸材であろう。
そんなことは素人の僕でも感じる。
ただ、これからJリーグ、世界のサッカーへ出て行こうとした時に、周りの喧騒にちょっぴり戸惑った18歳の時の気持ちというものが、彼を支える力となるのではないかと思うのだ。
その意味においても、平山はやはり幸せな18歳なのだと思う。
気温も20度を超え、めっきり春らしくなってきた。
公営競技の世界では、これから大レースが開催されてくる。
その前哨戦として、昨日は伊東温泉競輪の決勝が行われた。
GP経験者である小橋、小野、村上が順当に決勝に進み、他にも鈴木誠、高谷、地元開催で一人気を吐いた新田と、好メンバーが出揃った。
今大会の出来は、小橋、小野、村上の出来が素晴らしく、さすがに超一流と思わせる走りを連日披露した。
その小橋、小野が村上の好位を宣言した。
二人とも当たりがきついだけに、この番手戦は強烈なものとなった。
ほとんど一周近くガリガリやっていた。
それを尻目に村上がすいすいと逃げ、当地記念連覇を飾った。
村上の番手は最終的には小野が取りきったが、さすがに消耗が激しく、直線で足をためていた新田に割り込まれてしまった。(それでも3着)
僕の車券は、小橋と小野がやりあうなら二人の連絡みは厳しく、そこに割って入るのであれば、4番目に調子の良かった高谷の絡みではと、村上=高谷から3連単総流しをしてみたのだが、残念ながら高谷はバックで振られ万事休す。
それにしても、さすがはGP経験者である。
11日後のSD決勝を目指し、まずは順調な仕上がりとみた。
アテネ五輪マラソン日本代表が決定した。
選考レースが指定されている以上、そこで優勝した坂本、土佐が選ばれたことは妥当な結果であろう。
むしろ、シドニー金メダル、国民栄誉賞と、時代の申し子にまで祭り上げられた感のある高橋にとっては、良いターニングポイントとなるのではないか。
補欠にまで落選したことに、評議員の一員である増田明美さんがこう言っていた。
「いやしくもオリンピックで金メダルを取った人。補欠に選ばれて、別の立場でアテネへ行くというのはどうなんでしょう。」
注目されることのプレッシャーを身に染みて知っている人らしい配慮だったと思う。
今回の選考についての中山竹通氏の言葉は以下のとおりである。
「果報は寝て待てではダメ。宝くじを買わないで当てようなんてダメ。予選を通り越して決勝を考えるなんてナンセンス。高橋は名古屋を走るべきだった。どうして小出監督は逃げたのか。高橋は北京はもうだめだろう。トラックでは勝負できないし、このまま消えていくものと思う。」
相変わらず辛らつである。
最後に、福岡、びわこと一か八かの勝負に出た旭化成・小島選手の健闘を大いにたたえたいと思う。
3月14日の名古屋国際女子マラソンで男女ともアテネ五輪の代表選考レースが終了した。今日(15日)の陸連理事会で代表が選考(内定)されることになる。
念のため選考基準を確認すると、
1) 男女マラソン
(1) 第9回世界陸上競技選手権大会でメダルを獲得した男女マラソン競技者の中でそれぞれの日本人最上位者を代表選手とする。
(2) 上記以外の男女マラソン代表選手は、各選考競技会の日本人上位の競技者の中から本大会でメダル獲得または入賞が期待される競技者を選考する。
理事会でマラソン男女代表が発表された。女子は私の選んだリストと同じになったが、男子はよくわからない結果となった。レースの格で油谷が選ばれたのだろうが、正直言って夏に行われる世界選手権は超一流は欠ける構成だ。同じ夏に行われるレースでもオリンピックには選手は集まるのだから、そこは選手にとっての重みは違うのだろう。「格」で選んだ油谷に対し、残りの2枠はタイムだけで選んだ感じだ。このダブルスタンダードが見るものに納得し難い印象を与えているのだ。
福岡では上位入賞ならなかった小島は相手関係だとかまだ一応の理由はつく(それにしても不合理ではあるがが、)一番難しいコースの東京でレースを作った大崎が福岡3位の高岡よりも評価が低いとは言葉もない。せめて選ばれた選手がオリンピックで好成績を収めるのを祈るのみだが、それでも理不尽な選考で選ばれなかった選手の無念は消えるものではない。
オリックスブルーウェーブの経営会社であるオリックス野球クラブ株式会社が球団のゼネラルマネージャーを公募すると発表した。
オリックスといえばイチローを擁して日本シリーズを制した年(1996年)もあったが、ここ2年は最下位となるなど不振が続いている。
とはいえ、当時のオリエント・リースが阪急から球団を買収した頃はすぐにでも撤退するのではないかとの見方もあった中で15年以上にわたり球団経営を続けているのだから立派なものである。さらに会長の宮内義彦氏が規制緩和委員会の委員長を務めていたように既存の枠にとらわれない大胆なアイデアを取り入れる面がある。
例えば、味の素スタジアム(旧東京スタジアム)など競技場のネーミングライツをプロ野球では最初に導入し、グリーンスタジアム神戸はYahoo! BB スタジアムとなった。また、二軍のチーム名はネーミングライツにより穴吹工務店の分譲マンション「サーパス」の名を冠している。選手会の反発は強いがポスティングシステムでのメジャー移籍もイチローが最初である。
日本の球団経営といえば、フロントは親会社からの天下りと選手OBで占められ、独立採算という意識がかなり薄かった。しかし、昨今、親会社の経営状況も必ずしも順調とはいえない中で、球団経営の独立採算化への意識は高まりつつあり、撤回はしたが、近鉄のように一軍のチーム名までネーミングライツにかけようという動きまで出てきたほどである。
そんな中で、斬新なアイデアを取り入れてきたオリックスが外部から野球にも情熱のある経営のプロを入れようというのだから、これは面白いことになるのではないかと期待してみたい。動き出すのは2004年のシーズンオフからだろう。成績のほうも胸を張れるようになってるとよいが。
男子に続き、今週の名古屋国際女子マラソンで、アテネ五輪女子マラソンの選考レースもすべて終了することとなる。
その開催前に、高橋直子が雲隠れ、管理選手が急遽出走を取り消したことから、小出監督も姿を消した。
「俺が名古屋に乗り込むと一騒動になるから。」との理由からだ。
内心では、<代表当確>の手応えをしっかりと掴んでいるに違いない。
名古屋の結果が平凡なものに終われば、野口、坂本に次ぎ、3番目の代表の座を高橋が掴むのであろう。
かくも高橋の影響力が強いということは、五輪で金メダルをとることの大変さを物語っているとも言えるのかもしれない。
名古屋に出場する選手達は、記録、風、そしてこの高橋のオーラとも戦わなくてはならない。
「マラソンは経験がものを言うのです。」
増田明美さんが以前きっぱりとそう言っていた。
飛び跳ねるようなダイナミックなフォームでグイグイと押しまくる野口みずきのように、日本の女子マラソンも確実に新時代に突入した感がある。
高橋どうこうではなく、そうした新ヒロインの出現を僕は静かに期待することとする。
びわこ毎日マラソンが終わり、アテネ五輪男子マラソン代表選考会はすべて終了した。
3つの選考会で唯一優勝を果たした国近は当確であろうが、残り2つはほぼ横一線。
対象となっている選手にとっては、長い一週間となりそうだ。
現役時代から歯に衣着せぬ言動で我が道を行っていた中山竹通氏が、びわこの結果を受けてこんなことを言っていた。
「雪が降ったり、気温が極端に低い中で選考会を行って一体何の意味があるのか。アテネ五輪は真夏なのだ。今の選手ではおそらく30km過ぎで脱落するだろう。真冬にトライアルをやるなら、一発勝負か、タイムの単純比較で選ぶしかない。陸連がどんな理由を付けて選手を選ぶのか見ものである。」
陸連が、こうした意見を、成る程と考えるか、好きに言ってろと考えるのか・・。
どの世界でもそうであろうが、現場の声がお偉方には届かない(聞こうとしない?)気がする。
そろそろ変わらなきゃなあ。
昨日の中山メイン・弥生賞は、北海道から参戦したコスモバルクが完勝した。
1F過ぎまではかかり気味でどうなることと思ったが、向こう正面までに何とか折り合わせていた。
直線では粘りこむメイショウボーラーを振り落とし、1馬身1/2程抜け出した。
とにかく何とも肉感的というか、無骨な走りをする馬である。
SS産駒のような名刀の切れ味というよりも、鉈で骨までぶった切るという感じなのだ。
本番ではマークもきつくなるだろうし、武や安藤らの腕達者が手をこまねいているはずもないから、より厳しいレースを強いられるに違いないが、まずは無事にたどり着いて欲しいものだ。
今朝のスポーツ紙では、ハイセイコー、オグリキャップに続く大物というように報じられていた。
15年周期で地方から大物が輩出するというのである。
皐月賞での五十嵐騎手の手綱捌きに俄然注目である。
西岡利晃の4度目の挑戦も実らなかった。
4度の世界挑戦といっても、同じ相手に4度というのはなかなかないし、(ここ2戦は引き分けとはいえ)3度失敗してもう一度というのは、通常の再起と比べても精神的に要求されるものは大きいと思う。
しかしながら、勝負は非情である。
接戦だった過去3度に比べ、今回はジャッジ(116-110、117、109、118-109)から見ても、完敗といっていい。右目の上をカットしたのが影響したのかもしれない。
試合後のインタビューでは「今後は考えられない」「しばらく休む」とする一方で、5度目の挑戦について、「決まればやります」と答えている。世界王者の肩書きをつけるだけでも大変なことだが、西岡ほどの選手であれば、WBA挑戦も視野に入れればチャンスはかなりあるように思う。現にこの日戸髙を破ったフリオ・サラテはWBC6位で西岡より下にランクされていた。だが、辰吉がウィラポンに拘るのと同じく西岡にとってもウィラポンは超えなければならない壁なのであろう。傍からみれば、つまらない拘りに見えるかもしれないが、ボクサーというのはそういう不器用な男達なのだろう。
西岡27歳、ウィラポン35歳。もうそれほど時間は残されていないかもしれない。
長嶋巨人終身名誉監督が倒れた。
今日のスポーツ紙は、いずれも一面をこのニュースが飾った。
改めて球界におけるこの人の影響力の強さを思い知らされた。
最近も精力的に各球団のキャンプ地を巡り歩き、五輪代表の選考に余念がなかった。
この人の場合、休みたくても周りが放っておかない面もあるので、実際こうした事態になってみると、胸が痛むところがある。
僕の好きな熊谷守一は長命の秘訣を聞かれ、こんなことを言っている。
「私は何もしなかった。」
日がな一日家の庭に座り込み、蟻の生態をひたすら見つめる。
雨の日には、雨どいから水溜りにポタンポタンと落ちる雨粒の波紋を飽くことなく見つめる。
「私は石ころ一つあれば何日でも過ごすことができます。」とも言っている。
68歳という年齢が、今の時代<もう・・>と考えるか、<まだまだ・・>と考えるかは難しいところだが、常にスポットライトを浴びつづけてきたこの人の場合、無理の利かない領域に入ってきたということなのではなかろうか。
「少しは休息を取りなさい。」
ベースボールの神様がそう言っているのかもしれない。
数々の修羅場を潜り抜けてきた野球の申し子長嶋茂雄なら、そのささやきがはっきりと聞こえているはずである。
アテネでは、本来の主役・選手達の奮起に期待しよう。
昨日の前橋競輪S級シリーズは、神山雄一郎が優勝した。
優勝したのだから良かったじゃないか。
確かにそういう見方もある。
しかし神山の戦歴、充実期の姿を知っている者にとっては、「えっ、神山がS級シリーズ?」となるのではないか。
優勝云々より、神山がS級シリーズに出ていることに驚くだろう。
吉岡が復調してきたというのに、今度は神山が迷路に迷いこんでしまった。
西王座戦準決勝の吉岡の8番手まくりは凄かった。
これが吉岡の走りなのだ、久しぶりにそう感じさせてくれた。
それでいながら決勝では勝てないのだから、勝負事というのは本当に難しいものだ。
神山としては、一戦一戦で結果を出していく以外に道はない。
確かに、世の中には20歳で芥川賞を受賞する女の子もいる時代である。
選ばれし者、という存在は確かにあるのかもしれない。
だが己の肉体のみで戦う競輪という競技には、そうした天賦のものだけで戦うには限界があるように思う。
果たして神山に復活はあるのだろうか。
優勝の味をどう噛み締めたのだろうか。
「僕は自転車に乗るのが大好きなんです。」
神山は屈託のない笑顔でそう語っていた。
そういう男だからこそ、大舞台での復活には少々時間がかかるものと思っている。
もう3月である。
そこで今週末は久しぶりに中山競馬場へ足を運ぼうと考えている。
メインレースは伝統の一戦・弥生賞。
牡馬クラシック路線を睨む有力馬が多数出走を予定している。
その中でも北海道から参戦するコスモバルクに僕は注目している。
前走のラジオたんぱ杯は、ハイアーゲームら中央の錚々たる顔ぶれを見事撃破した。
新聞の馬中欄を見ると、勝利の決め手に「二枚腰」とある。
文字通り、先手を奪い、4Fで他馬が並びかけてくると、恐るべきしぶとさを発揮して更に突き放す勝ちっぷり。
今回はスピード馬メイショウボーラーがいるので2番手からとなりそうだが、また違った一面で抜け出してくるものと思っている。
つまりは、人だけでなく、馬についても<地方の時代>と考えているのだ。
金曜日に<清水港の人>の来襲が予定されているが、何とかしのぎ切り、万全の体調で臨みたいと思う。
苦あれば楽あり、といきたい。
サッカーのアテネオリンピック最終予選、UAEでの日本×バーレーン戦であるが、結局スコアレスドローとなり、すっきりしないまま終わった。
点が取れる、取れないは運にもよるので結果はしょうがないが、残り時間が少なくなってからというもの、長いパスをゴール前に放り込むだけでは、そうそうゴールが狙えるはずもない。それなのに、それこそ何とかのひとつ覚えでこれを繰り返すのだから、見ていても全く点が取れそうに思えなかった。
林の好セーブやオフサイドの判定などで救われた面もあり、負けていてもおかしくない状況で、結果と内容から見れば引き分けでもよかったくらいだ。
UAEラウンドが終わればホームでの3戦となるので、1位通過はできるとは思うが、予選でFIFAランクなりのサッカーをやれないようでは、アテネに行っても出るだけで終わってしまう。
A代表があまりいい意味で注目されていないのだから、せめてu-23の方はしっかりしてもらいたいものだ。